老倉育 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
なぜこんなにも育ちゃんは不幸なのだろうか
おうぎフォーミュラ
暦と扇ちゃんは校内見取り図にはかかれていない教室を見つけた。二人が入るとドアも窓も開かなくなってしまい、二人は閉じ込められてしまった。それは二年前、1年3組の暦の教室。7月15日。時計は、午後5時58分。もう帰らなければいけない時間なのに帰れない。犯人がわかるまでは、この教室からは、出してもらえないそういう学級会がその日、開かれた。
議題は[犯人当て]数学の勉強会に参加した生徒だけ、参加してない生徒に比べてテストの点数が高過ぎたことによるカンニング疑惑。
クラスの委員長は老倉育。勉強会に参加していなかった暦は100点だったため議長に選ばれた。
先の見えない議論に、犯人は多数決で決めることになった。そしてクラスの大半が挙手したのは老倉育だった。
暦は二年間ずっと過去にとらわれていた。なぜなら正しさに絶望したからだ。犯人は担任の数学教師。試験問題にあわせて問題を作ったからだ。それなのに、老倉を犯人に指名した生徒に紛れて、その教師も、ぴんとまっすぐ手を挙げていた。
そだちリドル
育、暦の中学生時代の話。育は家庭内暴力にあっていた。そこで警察官の両親を持つ暦が、数学が苦手で悩んでいることを知り、暦を廃屋に誘い一緒に勉強会を開く。この勉強会で暦は数学を好きになったが、育の本当の目的は、暦がその廃屋、育の家をみて、家庭内暴力に気づき両親に伝えてもらうことだった。しかし暦がそのことに気づくことなく、育は急に姿を消した。空っぽの封筒を残して。