静御前 さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
「あっは〜ん!」
以下、内容まとめ
異世界「ブリガドーン」は未来の地球の姿だった
このブリガドーンは定期的に、「変数値」と呼ばれる存在によって崩壊させられようとしている
主観だが、おそらく新陳代謝のようなもので、ブリガドーン崩壊に関して悪意は感じられなかった
そのために、「クライス」(生体情報)によって「パスカの儀式」を行う、つまり崩壊回避する必要があった
変数値によって操られた「モノマキア」がクライスの一人であるマリーンを殺そうとした?(ここがよく分かってないです・・・)
んでモノマキアであるメランがマリーンを地球に持ち出した
そして二人は瓶の中で眠ることになってしまう
その13年後?まりんがメランを呼び起こす
ブリガドーン勢はまりんをマリーンだと勘違いしていろいろバトル
まりんはマリーンのプロトタイプだったぽい
結局マリーンをブリガドーンに連れ戻しパスカの儀式を無事済ませ、崩壊回避成功
(考察サイトもろくに見てないのでミスリード多いと思う)
現代が1970年代ってのが面白いですね
大阪万博とかベトナム戦争とか話に出てくるし
文字に起こすといろいろあった気がしますが、個人的にストーリーはとても退屈でした
本作品の特徴は魅力的な登場人物でしょう
90年代の日常系アニメに出て来そうな長屋の住人
なにより主人公のまりん
発言が渋い
作画はそこまで気にならない
昨今のアニメは、童貞が考えたような「萌え」要素を持つ女の子が主人公ですが、まりんはおっさんが考えた女の子、娘的な可愛さを持っていると思います
本作が、大人向けと謳われているのはこうしたジブリ作品に通じるところがあるからでしょう
第1話から心を掴まれます
EDは泣きそうになります
ただ、いじめや祖母の死、失明などの描写があるので一般的なファンタジー作品と少し毛色が違います
6話の大仏刑事の顔ゴンは引いた
コアなファンがいるのも頷ける
余談ですが、ストーリーが進むとともに微妙にOPのアニメーションが変化しています 当時としては画期的かも
期待していた最終話に関しては、生物兵器であるメランとまりんが泣きながらキスします
おそらくここが視聴者の「泣き」のシーンなんでしょう
このシーンの評価が高い所以が、メランが兵器だから
大塚芳忠だから
時空を超えたから
もしメランのデザインが少年だったらそこまで評価はされなかったでしょうね
ファンの間では、その後まりんがブリガドーンに行くのか、地球に残るのかが議論されてるようですね
バトルシーンも展開も冗長で全く面白くなく、自分は最終話も感動できませんでした(想像通りのオチだったので・・・)
それでも完走できたのはキャラクターに愛着が湧いたからです
この作品がただのセカイ系、ポストエヴァと切り捨てられないのは
中景、つまり長屋の住人が描かれているからだと感じます
そういった意味でも
つまらないけど嫌いにもなれない
そんな作品でした