静御前 さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
serial experiments lain
experiment:実験。試み。
SFセカイ系です
安倍吉俊がインターネット=ワイヤード=無意識を擬人化したのが主人公
主人公に人類繋げて1つになろう(人類補○計画)、それ実験してみようというのが本筋
岩倉玲音と瑞城ありす、四方田千砂の関係性が興味深い
瑞城ありすに関しては、神との戦闘シーンで玲音に胸を触らせて「ドキっドキっ」って笑ってます
「身体性」を強調したかったんでしょう
ありすが玲音の頬をひっ掻いた時も、血が出てたんでこれは玲音で間違いないはず
四方田千砂は序盤自殺しますが、11話で再会した時に千砂が「死ぬって簡単なことじゃないよ」って言ってます
これは、玲音が生前に千砂と一度だけ一緒に帰ったことを憶えていた、ささいなことでも「記憶」に残っていく、ということでしょう
人間にはこの「身体性」と「記憶」が重要なのだと、解釈しました
そんでALL RESET Returnなるコマンドが発動されて実験が終了し、もとの世界に戻ります
大人になったありすは玲音の残像?と再会して、そこはかとなく記憶がある描写で終わります
蛇足ですが、オープニング前の「プレゼント・デイ プレゼント・タイム」はlainに肉体を与えたってことなんですかね
それともプレゼントは形容詞?
98年にこの作画とテーマ、まさにexperiment
そしてOPは文句なしに素晴らしい
ただ、中景描写が乏しく登場人物はKIDS、ストーリー的には全く面白くないので鬱でした