赤緑 さんの感想・評価

3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

マイルドで地味な『WORKING!!』お役所バージョン

『WORKING!!』と同じ作者だが、本作では理不尽さが鳴りを潜めていて、安心して観られた。
ただ、その分、刺激が少なめ。日常系が苦手なひとにはおすすめしない。


青年誌連載の4コマ漫画が原作。
北海道のとある区役所の保健福祉課を舞台とした日常系。

前述のとおり、『WORKING!!』と同じ作者による漫画が原作で、作風が似ている。いや、いうほど似てないか。

ただ、あちらと違って、エキセントリックで非常識なキャラがほとんどいない。
どのキャラも比較的、常識的でまともである。
その分、地味め。お役所だけに。

おとなしめの日常系なので、そういうのが苦手な人には退屈に感じるかも知れない。
ラブコメはある。


第1話を観た時は、またウゼぇキャラがいるなー、とちょっと思っていたが、そうでもなかった。
キャラが全体的に大人しい。
毒が無さ過ぎて、却って物足りないくらいだ。

でも、主要キャラが大人なので、歳が近い分、親近感が湧く。（←近くないから。）

主人公は、地味子とアホ毛は好き(+2)だけど、トランジスタグラマーがアンチ属性(-2)なので、プラマイゼロ。
むしろ、長谷部が萌えキャラだったかも知れない。何故かはネタバレ欄で。


ネタバレ欄。
{netabare}
セクハラスルー能力って新しいな。
髪の毛触ってセクハラって言わないのはちゃんと意味があったんだ。

しかし、社会人の話だからどうしてもセクハラに過敏になってしまう。
学生ならまだしも、社会人になると大して親しくもないのにスキンシップなんてあり得ないわけで。


長谷部は最初ウザいだけのキャラかと思ったら、万能だけど無気力という、意外とマトモなキャラだった。
むしろ可愛く見えてきた。
第8話の、耳赤くしているのはちょっと萌えた。


デートの時のルーシーは可愛かった。
というか、ワンピースって何であんなに可愛いんだろう。


一宮兄はホント、ヘタレだな。腹立つ。


最後、みんなくっつくのかと思ったら違った。お近づきにはなってるみたいだけど。


第3話のサバクイズにて。鈴木さん（長谷部のCV）、絵上手だね。
{/netabare}


余談だが、私は理不尽ギャグは嫌いじゃない。中途半端な理不尽設定が嫌いなだけだ。


《総合評価》

『WORKING!!』と違ってイラっとするところが少なかったのは好印象。
ただ、全体的に地味なので、気に入ったキャラがいないと退屈。
長谷部が意外に良キャラだったところは評価したいので、キャラは点数甘め。

物語：
地味。

作画：
普通。ちょっとだけ不安定。

声優：
好きな声優さんが多数出演されていたので良かった。

音楽：
普通。
OP曲は、『WORKING!!』に似てる。きっと似せているのだろう。
ED曲は、やっぱり中原さんのバージョンがいいかな。いや、豊崎さんのも悪くない。

キャラ：
全体的に地味。
長谷部が意外な活躍。