明日は明日の風 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
SAOファンのSAOファンによるSAOファンのための作品
SAOを見ていたし、近くの劇場で上映していたので、せっかくなら見に行こうかくらいの気持ちで行ってきました。
平日の昼間の回、三分の一くらいの埋まりかたでしたね。十代から二十代が圧倒的でしたが、どう見ても自分より先輩の人もいて一安心(?)。何より特徴的だったのが、男子率。9割が男。女性はカップルで来ていた彼女数人だけということかな。
劇場版ですが、もうSAOファンのための作品としか言いようがない作品だったと思います。これまでの流れを上手く汲んで新たなストーリーと登場人物が加わり、SAOの魅力を上げていたと思います。
キリトは最強でなくてはなりません。ウジウジ悩む暇があったら、戦っておけというのがキリト。結局はキリト最強でいいんだろうというのがSAOですし。
アスナはヒロイン力が増した気がします。作り手側がアスナ好きですよね、でないとあそこまで可愛くできないと思います。それと、中の人が最近はめんどくさい女の子の役が多かったので、ヒロインは不思議と新鮮だったりしました。
物語はそう難しいものではありません。テレビシリーズさえ押さえておけばすんなりと頭に入って来ます。 一期、二期に出てきた主要な登場人物は総出演で、祭りにの感じさえ受けます。ただし、死んだ人はさすがに甦りません。が、最後の最後にそう来たかと、好きだった人には堪らない演出が待っています。{netabare}十一連撃は彼女が居ないと様になりませんし。{/netabare}個人的にはシノンが活躍していたので嬉しかったですが、もう少しリーファにも活躍してほしかったように思います。
ユナは良い役目でした。神田沙也加は歌うまいし、しっかりとした声も出るし、良い役者さんになりました。その父親、モデルがそのままなので、ちょっと笑ってしまいました。それにしても良い声だ。
イラっとしたのはエイジでした。設定が設定なだけに仕方ないのでしょうが、これでは高校デビューの粋がったガキにしか見えなかったのが残念。もうちょっと影があってもよかったように思います。
あにこれではかなり評価高いのですが、熱心なファンには堪らない作品であるのは分かります。大変見やすい作品ですが、観に行くなら必ずテレビ版は見ておいた方が良いと思います。そう来るか、そういう設定があるのか、色んなことが分かってきます。
SAOに少しでも興味を持った人は観に行くことお勧めします。やはり劇場で見る迫力は変えがたいものがありますので。