古酒(クース さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
序盤のつらさ
大概、異世界に召喚された主人公といえば
かなりのキャラ補正受け、とても強い。
主人公補正と、伝説の勇者補正があり、ダブル補正でとても強い。
その仲間も補正を受け、かなり強い
ゲームで言えば
{netabare}
1話からレベル30とかではじまるわけだ
レベル30っていきなり中ボスに挑めるレベル。
中ボスを倒してさらにレベルアップし、
なんだかんだとレベルアップし、
終盤で50
ラストバトルで、謎の覚醒レベルマックス!
勝利!圧倒的勝利!
そして、めでたしめでたし。で、終わり。
こういう展開にしないと、派手さがないし、観ててもつまらないし、
ハッピーエンドに行けないからね。しょうがないね。
・・・・それ、チートじゃね?
何でいきなりレベル30なんだよ!
レベル1からはじめろよ!
・・って言う人に向けてつくられたのが本作である。
きちんとレベル1からはじまるのである。
そして、なかなかに地味である。
最初のダンジョンに行く前に、街周辺でレベルを上げ、金策し、装備を整える。
ぽっくり仲間が死んでも、ザオリクが使えない、教会も役に立たない。
(これは上のチート物も同じか)
リアルに作った結果がこれだよ!
その上、弱いくせに
俺強いって主張するキャラがいるのである。
ゲームと同じで序盤がとにかく辛い。
それがいいんだろ?
・・・そう、この作品は
ゲーム序盤の辛さを描いている物語。
だから2期はやってはいけない。
2期の1話目は
いきなりレベル10で始まるのだから
彼らは弱いことを宿命付けられており、
弱いことに存在価値がある。
彼らが強くなる事決して無い。
強くなってしまえば、もうその価値はなくなるのだよ
{/netabare}