静御前 さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
7話までは良いです
鬱アニメとして挙げられる本作
スレとかでは3話(クロニコのながぐつ)がキツイと言われていますが、個人的には4話(ばあさんの記憶の部屋)の方がグッときました。3話は、叔母さんがクロニコを愛していたことが読み取れるので、そこが救いなのかなと。(逆に愛していたからこそ、姪を身売りした葛藤が心痛くもありますが)
4話は、ばあさんが結局あの世に行ってしまう、孫も密航中に息絶えるとけっこう手ひどい。
あの映像美と民衆の鬱展開のギャップがなかなか良かったのですが、それ以降は失速していきます。
まず、映像で説明していくような感じなので内容が理解しづらい。序盤では心地よかった曲線の作画が、だんだん苛々してきます。
内容に関しては、ネイロの台詞から解釈すると、命は記憶ではなく気持ちであるってのがこの作品の核なんですかね。あと、全体を通して親子愛みたいなのも感じたけど。
気になったのが、最終話のラストシーンの、ワープがネイロに笑いかけるシーンは劇場版エ○ァンゲリオンのラストシーンと似てるし、全人類がカイバと一つになるという設定だって同作品で見たことある。
難解さを醸し出したかったのかもしれないが、それが不愉快に感じられた。
湯浅監督にSFは合わないかもしれない。
しかし、本監督が唯一無二のポジションにいるのは事実で、マインドゲームやケモノヅメは良作なのでそちらを観ましょう。
鬱アニメに興味のある人は、7話まで視聴することをお勧めします。
最後に、バニラってただのロリコンやん。感動はしなかったよ。