赤緑 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
アニメ史に残るインパクトを与えた作品 今ではさすがに教養か
全日枠(初回は夕方)のアニオリ作品。
言うまでもなく、社会現象にもなったアニメである。
OPから既に盛りだくさんの斬新な演出。
厨二心(邪気眼系ではない)をくすぐる設定。
近未来的な兵器と異質すぎる敵。
魅力的なヒロイン。
素養はあったとは言え、にわかだった私を取り込むには十分な魅力を備えていた。
私が初めて視聴したのは、初放映の翌年の深夜連続放送のときだった。
TVで視聴した後も、VHSテープが擦り切れるくらい観たものだ。
ただ、本作は今となっては古い作品なので、教養として観るべきものかも知れない。
今観るとしたら、新劇場版で良い気もする。
結末の評価は、当時はアリだと思ったけど、最終的には、ナシになった。あれに特別な評価を与えるのは正しくない。
劇場版で文字通り補完はされたと思う。
アニメ離れしていたこともあって、これの後で『ナディア』を観たんだけど、やりたかったことはかなり似ている気がする。同じ路線で、さらに「盛った」ものを作ろうとしたのでは。
《総合評価》
20年以上前(2017時点)の作品であるため、当時の基準で評価している。
物語:
何かを匂わせる、という手法が実に巧妙である。
緩急もあるし、飽きさせない展開。
設定がオタ心をくすぐり過ぎる。
結末は、TV版だけでは減点。
作画:
人物、メカ、背景、すべて良し。
手抜きを除けば。
声優:
キャラの個性を際立たせている。
立木さんのイメージはいまだにゲンドウで固定されてしまっている。
三石さんもミサトのイメージ強い。
音楽:
「Fly me to the moon」は斬新だった。
OP曲も良い。
劇伴も雰囲気づくりに大きく貢献している。
キャラ:
完成されている。
当時も既にテンプレっぽいキャラもあるが、新しく作ったというよりも、広めた功績。