赤緑 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
[寸評] 好きだけど心が折れそうになる
楽しい話ではない。系統としては、『フランダースの犬』に通じるところがあるので、『フランダースの犬』が大丈夫なら観てもいいと思う。
また、結末が納得いかずにカタルシスが得られにくいかも知れない。それでも、セーラを多少なりとも理解していれば結末に納得できるはず。
世界名作劇場、全46話。
19世紀後半のアメリカで書かれた児童文学小説が原作。
放送時、主人公へのあまりの仕打ちに、視聴者から苦情が来たという。
実際、観ていて心が折れそうになる。
読んだことないが、原作はさらに過酷らしい。
とにかく、そんな苦境にいるセーラを応援しながら観るものである。
児童文学原作で世界名作劇場、つまり子供向けであることに留意して観るべし。
島本さんの名演も光る。中西さんも嫌な役だけどそれがあってこその本作であろう。
OP曲が名曲。好きである。