ふりーだむ さんの感想・評価

3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

推理物ではなく「ドタバタ活劇」。今見ても楽しい作品です～全話視聴につき追記～

「劇場版」としての4話が放映していたので、子供の頃以来、久々に見ました。
犬になったホームズやワトソン、ハドソン婦人、レストレード警部、モリアーティ教授（教授に関しては「犬」というよりオオカミ？）がロンドンの街でドタバタ劇を演じます。

今回見たのは「青い紅玉」、「海底の財宝」、「ミセス・ハドソン人質事件」、「ドーバー海峡の大空中戦!」の4話。
スリの少女を巻き込んだモリアーティ教授とホームズの軽妙な心理戦。海底に沈んだ財宝をめぐってのドタバタ劇。ホームズを陥れようとするモリアーティ教授のハドソン婦人誘拐。航空郵便をめぐっての騒動。とどれも今見ても面白い作品でした。

ハドソン婦人がよかったですね。」、「ミセス・ハドソン人質事件」でのモリアーティ教授に誘拐されながら、アジトをお掃除して、最後には「あんなにお掃除のし甲斐があったの初めて。」の一言。いいですね＾＾
「ドーバー海峡の大空中戦!」では飛行機事故で亡くした元夫とその仲間たちとのお話もありました。最初の救助シーンでの婦人のカッコいいこと。

宮崎監督の作品であり、キャラも可愛くて、ストーリーもドロドロ感や、緊張感もあまりなく、ほんわか、ほのぼのしたホームズとモリアーティ教授のドタバタした追いかけっこみたいな感じですね。
ホームズ役の広川太一郎さんの演技がとても良かった。子供の頃見ていた時もとてもかっこよかったのを覚えてます。モリアーティ教授のドジっぷりもよかったですね。あと、OPの「空からこぼれたSTORY」も優しい曲で大好きでした。

今回見た「劇場版」ではホームズやハドソン婦人の声が代わっていたり、名前に若干の変更があったようですが何か理由があったのですかね？ちょっと違和感がありましたが。。。

子供の頃見ていて、とても印象に残り、「また見たいな」と思っていた作品。後にわかったのですが宮崎監督の関わった作品だったのですね。4話だけでしたが懐かしく、そして楽しく見ることができました。もう一度1話から最終話までもう一度見たい作品ですね。

～全話視聴につき追記～

全話視聴しました。子供向け作品であり、全体的にやさしい作りになってます。
ホームズとモリアーティ教授を中心に描いたドタバタ劇は懐かしい感じでした。
ロンドンの町並みや、モリアーティ教授の毎回のヘンテコな発明品もレトロ感があって非常に面白い。

やっぱり今見てもホームズ役の広川さんの演技が凄い良かった。まさに「ピッタリ感」がありますね。個人的にはほーこさま＝秀麗ぐらいの一体感があるようにも思えました。ホームズが放つ「あんにゃろ」、とてもいい感じですね。

トッドとスマイリー（教授の手下）もいい味を出してました。あの二人なくては作品が成り立ちませんね。

画といい内容といい、今でも十分に通用する作品だと思います。自分の子供にも見せてあげたいですね。
ホームズとモリアーティ教授のドタバタ活劇。とても楽しませていただきました。