古酒(クース さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
大きな
10年後の未来の自分から手紙が届き、
こうしてくれ、ああしてくれと、お願いされる話。
ここまでの話は私は嫌いじゃない。
こういう不思議な話はむしろ好きな方である。
ただ、その後である
{netabare}
自殺した友達を助けて欲しいとの事。
!?
仮に上手くいってその時は自殺しなかったとしても
こういう輩はなんかある度に ついやっちゃうんじゃないのか?
よろしい。では、どうやって助けるのか観てみようじゃぁないか。
自分がそばにいればきっと大丈夫。
・・・自ら生贄になりたいと。ほほう。
でもたぶんそれはもう、恋愛感情じゃないよな・・・
自責の念というか・・・その・・・なんというか・・
余計なお世話じゃないのか?
等々、ツッコミを入れながら話数を進めていく・・そしたら
皆がそばにいればきっと大丈夫になった。
数が増えればいいのか・・・
「きっと」は、やめてくれよ・・
大きなお世話じゃないのか?
その間も助けようとしている友達は闇を抱えている様子。
なだめたりすかしたり、色々としてるんだが気がついてないな、こいつ
そりゃ事情があって
自分のことで手一杯でしょうがないとは思うが、
まわりに気を使わせてる事に気づかないのは
イラッとしちゃうね。
なんだかんだで自殺を回避することに成功。
なんだか良いお話っぽい終わり方だった。
このイラッとした気持ちをどうしたもんか・・・
ここからスカッとするための創作
主人公とその男はその後、結婚し幸せな家庭を作る。
何年後かに主人公にその男の子供ができ、
とても幸せな状態になる。
しかし、その男は自分の子供ができたその時にはじめて
我が子を残して旅立った母親の気持ちを本当の意味で理解し
つい、やっちゃうんだ
そして少し遅れて別の未来から
やっぱあれはなしの方向で。っていう手紙がきて オチがつく。
・・・こういう「その後」をつくらないと
モヤッとする終わり方の作品でした。
{/netabare}