タマランチ会長 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
フギュアスケートって、美しい。今のアニメの技術でさえ、その美しさは表現できない。ホンモノの美しさには遠く及ばないアニメにはまだまだ伸び白がある
この作品見て、いろんなことを考えさせられました。評価が高い作品であるだけに、モヤモヤ感があります。
一つは、実際のフィギュアの美しさにアニメはまだまだ及んでいないということ。この作品はアニメ的誇張を意識的に控えめにしてリアルにフィギュアの描写をしていたように思いますが、もっと煽りやカメラワークを激しくしないとホンモノの美しさには遠くおよばないなあと。そりゃそうでしょう彼らはホンモノのアスリートなんですから。アニメなんて小手先の技で簡単に越えられるものじゃないようです。
素人目には、トップレベルの選手のスケーティングの良しあしなんか見分けがつきません。結局ジャンプが何回転で、何回「失敗」したかで大方点数は予想できてしまいます。つまり「ミス」が勝敗を分けるみたいな感じになってしまうのです。私がフィギュアスケート観るの飽きちゃったのは、結局ジャンプの成否にばかり目がいってしまい、ミスしたときにがっかりしたり、他国の選手がミスした時に喜んだりすることが不毛に思えたからです。これを競技として面白く描くのは至難の業でしょう。スタッフは頑張って腐女子向けと人間ドラマで盛り上げておりましたが、競技自体がそれですからイマイチでした。
ヴィクトルがユーリに入れ込む理由も最後までよく分かりませんでした。宴会で酔っ払ったユーリに懇願されたから?みたいにも見えますが、それじゃ軽すぎます。最終話でユーリがヴィクトルの世界記録を更新するわけですが、その片鱗をどこかで感じていて、それを確信している描写でもあれば納得できたかもしれないんですが。まあ途中観るの苦痛でテキトーに観ていたので見逃していたのかもしれません。そういう描写があったのなら教えてください。