k-papa さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
とても重いテーマでありながら、エンタテインメントな名作
原作漫画。
原作最終巻だけ購入して既読。(アニメ見た後)
聴覚障害者といじめをテーマとした京都アニメーションが作成したアニメーション。
小学6年生から一気に高校生に飛ぶ展開。
内容は非常に重い作品ながら、軽くユーモラスに流れている演出。
しかし、度々、主人公が取り返しのつかない罪を背負いながら、
過ごす日常が苦しい。
その背景の美しさ、田舎道を疾走する風景、川の流れ、電車の中、花火の艶やかさ。
どれも京都アニメーションの得意としているカテゴリーの中で上品に料理されてます。
その中でもクライマックスでもある花火はヒッチコックの泥棒成金の映画のような艶やかさです。
ある意味救われる内容なので、後味はそれほど悪くはないです。
同じ時期に上映された「君の名は。」がとても人気ですが、
個人的にはこちらの作品がとても好き。
アニメ映画には珍しく二度も映画館に足を運んでしまいました。
とても重いテーマですが、万人にお薦めしたい作品です。