赤緑 さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ラノベ原作らしい対話劇 電波弱め青春強め
3話までは観る前のイメージ通りの展開。
それ以降は、淡々とした1話完結エピが続く。
なんとか最後まで観たけど、後半は少し退屈だった。
セリフ回しや小話のセンスが合えば楽しめるのでは。
後半はちょっとだけギャルゲー的な展開。
ラノベ原作、ちょっとハーレム入ってる青春劇か。ラブコメというとちょっと違うかも。
新房監督+シャフト、それもまどかの次に放送された作品だったか。知らなかった。
まどかや物語シリーズでよく使われる象徴的表現は控えめなのがありがたい。
全体的に、テンションは低め。
登場人物は・・・
セリフはちょっとイタい(というかクサい)が、この手の作品にしてはかなりまともな言動の主人公。
次に、非常識レベルの変人である、メインヒロインとその母。
ちょっと変だが思ったより普通のサブキャラ達。
メインヒロインが可愛いという意見を、観る前に多く見かけた。
確かに可愛いが、想像してたのとちょっと違ってた。
あのビジュアルは、精神年齢が幼いがゆえの無防備さだった。実16精神11くらい?
アラフォーのイタい女性に既視感がある。(ベッキーか。いやアレより全然マトモだった。)
絵について。
背景はきれい。
人物もキレイだが、ちょっと不安定。人間の動きが変なところが目立つ。
音楽は、ヒャダインの名で知られるミュージシャンを含む音楽ユニットが担当している。
インストだが生ギターっぽい音もあって好い。
変な空気、宇宙とか電波っぽさも表現できていてGJ。
OP曲は、電波ソングと聞いてはいたが、電波ソングというより電波そのもののような歌。
ED曲は、歌っている人が、ちょうどこれの前に観た「四畳半~」のEDと同じだ。
具体的な内容について。ネタバレあり。
{netabare}
第4話、「ギャルのパンティ」の伏線?が回収されたのはちょっと笑った。
しょーもないネタで笑ってしまってちょっと恥ずかしい。
第11話、前川のコスプレの元ネタ、分からん。
ググってみると・・・なるほど、『僕の小規模な生活』だったのか。
分かるか!
妻はそんなに細くないだろ!
第12話、主人公と前川父みたいなベタなやりとりは、むしろもっとやってくれ。
サブキャラ視点の話は、微妙。
キャラがつかめていない段階でそれをされてもなあ。
アニメだと人物描写が省略されているからかも知れないけど。
流子は、友達に彼氏かと茶化されるくらいは積極的で、そこは可愛い。
でも、実は振られた相手への当てつけみたいなものだったりしないか心配。
考え過ぎか。原作読んでないから分からないが。
女々がもっとかき回すかと思ったが、後半は大人しかったな。
大人がまともに出てくるところはいい。
まともな大人は出てこないけど。
青春ポイントってのは、ギャルゲーにおける女の子の好感度みたいなもので、
主人公自身の好感度だと思った。
{/netabare}
まとめると、冒頭に書いた通り。
あまりおすすめはしない。
物語:
ラノベらしい対話がメイン。
内容はあまり考えないで観るのがいい。
作画:
絵自体はキレイ。だが不安定なところも目立つ。
はがないと比べると、ブリキ成分が弱め。
声優:
エリオの声が印象的だが、全体的には普通。
加藤さんは、それほど好きってわけじゃないんだが、無視できない存在。
音楽:
前述のとおり。
キャラ:
思ったより普通だった。