101匹足利尊氏 さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
そして、皇女はB級に堕ちる
上流階級から転がり落ちた姫様が、世界の真実を知りつつ、
自分の生き方を切り開き、立ち上がる……。
典型的なシナリオ構成ながら、落とし方がある意味鮮やかで気持ちよかったですw
初っ端から世間知らずな姫様属性で、これみよがしに墓穴を掘るアピールをしつつ、
見事に社会の廃棄物にまで真っ逆さまに格下げされていく。
角度出てましたね~。まさに脳天直撃ブレーンバスターって感じw
ほぼ直角に決まりましたw
で、落ちて行った先が、露骨にエグい、グロい、そしてエロいw
ネットの書き込みで本作を「汚い『DOG DAYS』」と評するコメントを見かけましたが、
キャスト面でも、歌唱面でも、肌色率の面でも、凄く的確な表現だと思いますw
露出が当たり前すぎて、雷様もどのヘソから取ればいいか分からなくなる思い切りの良さw
サービスシーンも満漢全席すぎて、“薄い本”など付け入る隙がありませんw
少女たちが飛行ロボに搭乗してドラゴンと戦わされるわけですが、
パイロットスーツすら半尻、ヘソ出し、尻尾みたいな接続プラグなどサービス過多なのは、
もはやツッコミ待ちのスタイルなのでしょうw
むしろ、本作はキャラが制作陣に毒舌を吐く次回予告など、
展開にいちいち“自己ツッコミ”を繰り返す脚本も特徴的w
何故か吸い付くようにヒロインの股間に顔が収まるヒーロー役にも、
早々に変態騎士の名誉称号を授与する罵声が浴びせられますw
そのクセ、美味しいところを持って行くヒーローぶり!
……変態騎士よ、俺は世界よりまず先に貴様を壊したいw
各種サービスシーンをくまなく巡回するためか?
大勢いる美女キャラ等の人物掘り下げは、2クールあっても、
深い所までは描き切れなかった模様。
ただ、各々のキャラ設定や、相関関係、
世界設定との絡め方などには、熟慮の跡が感じられ、
気になる次回を演出しつつ引く、各話のつなぎも良好。
構成はかなり安定したアニメだったと思います。
終盤、戦況が逼迫する中でも下ネタが飛び交うw
{netabare}1000年の壮大な世界の調律すらも、
ヤる、ヤらないの話に帰結させるw{/netabare}
これまでの過剰なエロ要素の必要性を
開き直って説いたようにも思え、強引さも感じました。
けど一方で、私もあまりにサービス漬けになって
洗脳されてしまっていたのか?
私には汚れていてもこの世界で生きるという表現の一つとして、
シーンが極まった際の、下ネタの応酬が効果的にも感じましたw
例えば{netabare}百合レズ三人衆が仲間割れを経て、友情を奪還する時かわされた、
「……あんたの弱いところも知ってる」等の下ネタトーク何かに、
奇妙な感動を覚えてみたりw{/netabare}
メカニック面では可変機に私のテンションが上がりました。
例えばギャプランとかアッシマーとかに時めく、
オールドタイプの需要を十分に満たしてくれました。
で、その可変型の主人公機ヴィルキス飛行形態。
{netabare}ヒーローが乗って運んで来た、その男の顔面に、
ヒロインが例の如くすっぽんぽんで、
股間を乗り上げるシーンがありますw
実は私は視聴前に、その場面画像を見かける機会があって、
大層シュールで手の込んだコラージュ画像だなぁ~と眺めていたわけですがw
本編でそれが実際の絵だと知って、驚きの余り、目が点になりましたw
可変機とヌード!まさかのコラボレーションw
……やっぱり、このアニメ、色々とアタマオカシイです(笑){/netabare}