涼宮ハルカスキー さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
21世紀によみがえったDAICON IV
本作品のレビューを読むと、この作品を(表面的でもいいので)理解している人が少ないのに唖然としてしまいます。
本作品は1983年のDAICON IVを、最新のCG(=Computer Graphics)でリメイクしたCG(=Cassette Girl)です。
※詳しくは↓
http://cgworld.jp/feature/201602-toofk-khara.html
(日本アニメ(ーター)見本市 第35話『カセットガール』メイキング、カラー デジタル部の中核スタッフが来福)
あと、ここでのロストテクノロジーは「ベータマックス」でありVHSではありません。今の時代、ビデオテープというとVHSしか知らない方もいるはずですが、少なくとも本作品を観るだけでもVHSではない規格が過去に存在したことは理解できるはずです。
ちなみに、あにこれのこのページにはカセットガールのロゴが表示されていますよね。このロゴに赤いグラデーションが付いていますが、これは当時発売されていたベータマックスの生テープのパッケージデザインを模したものです。
{netabare}
またビデオテープをご存知の方も、ビデオデッキへのテープの挿入方向がその昔はデッキの正面からぐいっと入れるのではなく、デッキの上面から入れていた(つまり、トップローディング)だったということを知っていると本作品の理解が深まるかと思います。
あと当たり前すぎてネタバレにするのも憚れますが、ヒロイン(CV:林原めぐみ)はウルトラセブンのアンヌ隊員のオマージュです。灰色のぴちぴちのスーツもそうですが、大きめの赤いバイザーがウルトラ警備隊そのものです。
{/netabare}