赤緑 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
良作 中世欧風世界で行商人とケモミミ娘がいちゃつく話
あにこれで発掘できた作品。
大正解だった。
ラノベ原作。人気作はどうしても題材が似通いがちのラノベだが、本作は行商人の主人公の商売が話の基本になっているのが特色。
中世ヨーロッパ風の架空の世界が舞台。
ある日、行商人と狼娘が出会い、道連れの旅をすることになる。
行商の旅には困難や危険がつきまとい、ときにはきわどい駆け引きを持ち掛け、ときには最後の手段を使って生き延びる。
そんな厳しい現実の中、たくましく行商を続ける話。
最初から最後まで、落ち着いた雰囲気。世界名作劇場を思い出させる。
ただ全体的にちょっと暗い。比較的明るくハイテンションな作品の多いラノベアニメの中で異質である。
だが、それがいい。
ヒロインのホロがとにかく可愛い。
私には獣娘の属性は無かったんだが、ついに目覚めそう。もう目覚めたかも。
とりわけ、犬とかキツネのあのふわっとしたシッポが好きなので、たまらない。
小悪魔的なところも好い。
ありんす語が気になる人もいそうだが、私は慣れた。
{netabare}巨大なオオカミは、もののけ姫のがモデルだろうか。{/netabare}
アニメは2期まであるが、それでも原作の半分にも満たないようなので、気に入ったら原作を読んでみてもいいかもしれない。
物語:
マイナーなジャンルで人気作を書いた原作は評価されるべき。
作画:
一部、作画の粗が気になった回があった。特に気になったのは、1話と10話。
全体的には、当時の水準と比べてどうなのか分からないけど、まあ普通か。
ホロの可愛さは安定していたのでその分を上乗せ評価。
声優:
可愛いホロを演じた小清水さんGJ。
福山さんも良かった。
音楽:
作品のやや暗い雰囲気にあっていて好い。
OPのアニメっぽくない歌もいい。この作品が好きな人には好まれるタイプの曲だとは思う。
劇中の音楽も、中世ヨーロッパの民族音楽っぽさが出ている。
キャラ:
設定上のことでもあるが、ありがちなキャラでないのが新鮮だった。