ぷれんばにら さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
神作品とはまさにこのことだ!
{netabare}私が小説「涼宮ハルヒの消失」に出会ったのは2006年12月。ちょうど作品の舞台になっている、12月18日前後だったと思います。
アニメ1期を観、そのあまりの面白さに大きな衝撃を受けた私は、すぐに原作を購入しました。憂鬱、溜息、退屈と読み進め、シリーズ第4巻である消失を手に取ると、その表紙には憂鬱で消えたはずの朝倉涼子が描かれている。「これは絶対に何かある」そう思った私は、他の予定を全て中断し夢中で読み始めました。
・・・読み終えた後、私はしばらく言葉を発することが出来ませんでした。小説にここまで引き込まれたことが今まであっただろうか。私は消失を読み終えたこの時、涼宮ハルヒシリーズと本当の意味で運命的な出会いを果たしたのです。
それから約3年。劇場版として帰ってきた「涼宮ハルヒの消失」は、原作を読んだ時のそれをさらに凌駕する感動を私にくれました。
細部までこだわり抜かれたストーリー構成、演出、作画。
声優陣の迫真の演技。
オーケストラにより大迫力で演奏されるクラシカルな音楽。
どれをとっても『完璧』でした。
その後私はブルーレイも購入しましたが、何度観ても鳥肌が立ってしまいます。繰り返し観て、次の台詞が何か、この後どんなことが起きるのかが分かっているにもかかわらず。
あまりの傑作のためうまく文章に出来ませんが、私はこの作品に出会えて本当に幸せです。全ての制作スタッフの方に感謝の気持ちでいっぱいであるとともに、皆さんにも是非観て欲しいと思います。{/netabare}