赤緑 さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
原作ファンも納得の出来 メインは一応「伝奇もの」の学園ラブコメ
DVD版での評価。
作画が良くて原作の再現度が高かったので、原作ファンには納得の出来。
話は、特にアニメで使ったところまではラブコメ回が多く、話はあまり進展しないので、「伝奇もの」にはあまり期待しないように。
-----
円盤(DVD)持っているのに詳細を覚えていなかったので、再視聴。
(漫画も所有していて、何度か読み直しているのでストーリーはあらかた覚えている。)
漫画原作の、伝奇・おしかけヒロイン学園ラブコメ。
主人公が、御神木を彫って作った木像から顕現した神を名乗る少女ナギ。主人公は彼女を匿い同居することになり・・・というところから始まる。
10年近く前(2017年現在)の作品だが、作画も良好で、そこまで古さを感じないと思う。
製作はA-1 Picturesだが、監督(山本寛氏)と総作画監督(門脇聡氏)が元京アニだったせいなのか、作画のタッチが少し京アニ風味に感じる。
物語はほぼ原作準拠。一応ジャンルは「伝奇もの」だが、アニメの話の半分以上はラブコメで、特に中盤はほぼラブコメに終始。11話でようやくそれっぽい話になる。
原作の再現度が高く、とくにカラオケ回(第十幕)には舌を巻いた。さらに、巻末のあとがきネタまで取り込むという徹底ぶり。
作画は、よく動く映像ではないが、絵そのものは出来が良い。いきなり第2話と第3話は少しクオリティーが落ちるのだが全体的には安定している。それに、作画も再現度は高いと言える。特に、「脚」。原作でも脚へのこだわり(注:原作者は女性である)が強く、それもしっかり再現されているのが、私的にはポイント高い。ただ、色合いがちょっと好きじゃないというか、ヘンじゃない?特に肌色。明るさの表現ともとれるのだが・・・。
キャラクターは、やはりナギ様あっての本作。髪の毛がちょっと長すぎる(アンチ属性)だが、ギリギリOK。
しかし、つぐみもざんげちゃんも捨てがたい。これはもしギャルゲーだったら非常に迷ってしまうな。
OPは映像・曲ともに素晴らしい。映像は、ナギ様が本物のアイドルになっている、という設定。
(曲は、私のテーマソングBest10声優編に入っている。)
《総合評価》
原作再現度が高く、作画も良好。
話が物凄く面白いわけではないが、安心して観られる品質。
原作ファンなこともあって甘めに。
物語:
前述のとおり。原作再現度が高いのを評価。
作画:
ちょっとひいき目に。(4.3+)
色がヘンに感じるのは、時代の流れのせいだろうか。
総合的にはかなり良い部類だと思う。
ざっと覚えているところだと、1,4,8,11,12,13(話)は作画が特に安定していた回。総作画監督さんが頑張ったのだろう。
声優:
あの人やあの人が、今とは雰囲気の違った演技をされているので新鮮。だが、すごく合っているかといえば疑問。
スポットで超ベテラン声優さんも何人か出演されている。
音楽:
OP音楽の人のテーマソングは好きじゃない(劇伴は良い)のだが、この曲は良い。
キャラ:
女の子が可愛い。
私はやはりナギ様である。
▼▼ 更新履歴 ▼▼
2017-02-10 00:24 新規
2017-03-11 [保留]だったレビューを正式に書き直した 点数も修正(物語:3.0→3.5 作画:3.5→4.5 音楽:3.5→4.0 キャラ:3.5→4.5)