「ベン・トー(TVアニメ動画)」

総合得点
81.1
感想・評価
2055
棚に入れた
10682
ランキング
423
★★★★☆ 3.6 (2055)
物語
3.6
作画
3.6
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.7

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

戸愚呂(青春) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「環境」という調味料

弁当を取りに行く。ただそれだけだ!

半額弁当を勝ち取るために熱く、そして美しく戦う者たちの物語。

一見くだらないように思えますが、いや実際くだらないのですが、、、
その言葉だけでこの作品を片付けてしまうのはあまりに惜しい。

美味しい料理ってなんだと思いますか?
良い食材や調理方法など、視覚、嗅覚、味覚に直接作用する要素は勿論大事です。
この作品から汲み取れるのは、大きな意味で括ってしまうと「環境」です。
ここで言う「環境」とは、その料理に辿り着くまでの苦難、空腹度や自分自身が今置かれている状態(気持ち)の事です。
「半額」になっている。というのも1つの「環境」だと私は思ってます。

「その販売方式も含めて、半額弁当は最高の料理の1つだ」
この言葉がとても印象深く残っています。

ただ安いだけじゃない!
彼らにとって半額弁当とは、厳しい戦いを乗り越えた先にある「勝利の味」
であるのです!
つまり「環境」が大きく作用しているのです!!
これを踏まえると、こんなにも本気で熱く半額弁当を求める気持ちにも納得がいきます。

ライブ後の飯は美味い!とか、
大切な人と取る食事は美味しい!とか、自分で釣った魚を食べるのは美味い!
とか、そういったことを思い起こさせてくれる作品であったと思います。
もうこれは立派なグルメアニメでもあると思います!

{netabare}
実際に作中の台詞で
「これはただの美味しさではないな、
どうやってこんな凄い月桂冠(その日最高の半額弁当)を手に入れたんだ?」
というものがありますが、これは上で書いた「環境」から得る美味しさを大いに感じさせてくれる台詞です。
{/netabare}

あれ?おかしいな、、、こんなに真面目なこと書くつもりなかったのに、、、

最初は単に半額弁当をかけて本気で戦うギャグ+少しのエロを面白がっていましたが、いつの間にか熱くさせられてましたね、、、半額弁当恐るべしッッ!!

勿論、ギャグとしてもとても面白い。
キレがありテンポも良く爽快です。
面白いキャラクターも大勢います。
個人的には、出番こそ少なかったが不幸を呼ぶあせびちゃん絡みが好きでした。
{netabare}
ウォータースライダーで遊んでいたはずのあせびちゃんがマンホールから出てきたときは衝撃的でした
{/netabare}

エロさでいったらもう、槍水先輩、白梅さんの太ももでしょう。
こんなに魅力的な太ももが描かれてる作品ってあまりないのでは?
あー踏まれたい。
そして見上げていたい、その神秘を。

OPも、最初は無駄に熱くてかっこいいなと思ってましたが、最後には納得の熱量とかっこよさでした。
細かい変化も面白かったです。

◼︎まとめ

まず着眼点がアッパレと、声を大にして言いたいですね。
そして弁当を主題にしているだけあって、食事シーンは本当に美味しそうです。
これ観て弁当買いに走った方、ハーフプライサー同好会に入りませんか?

{netabare}
勝ち取った弁当をあやめにガッツリ取られるシーンで割と本気でイラってした時に気付きました。
自分今この作品にのめり込んでるな、と。
{/netabare}

1番好きなキャラは槍水先輩。
彼女は本当に半額弁当の美味しさの意味を分かっている。
そして強く、美しい、、、!

1番好きなスーパーは、スーパーときわ。あのテーマソングが頭から離れません。

ギャグアニメとして観ていたらいつの間にかとても熱くさせられていた、、、!
これは、、、これはまるで、、、、

まるで、、、、、

、、、、、。

、、、、僕にも鏡ちゃんが必要みたいです。


ギャグ、バトル、エロ、グルメ、より取り見取りな美味しさ!
まるで運動会の時に食べたお弁当のような作品。

是非、ご賞味ください。


最後に、この作品を勧めてくれた変態さんに感謝を。
ごちそうさまでした、、、ッッ!

投稿 : 2017/02/10
閲覧 : 278
サンキュー:

12

ベン・トーのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
ベン・トーのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

戸愚呂(青春)が他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ