うぃず さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
さよなら、メガネっ子フィーバー
シンプルなストーリー設定ゆえに実写映画、TVドラマ、漫画と多くメディアミックスされていますね。
わ、1話目から最終回ムードが漂ってる....。
心臓を病に冒されたヒロイン「秋庭里香」(CV:高橋美佳子さん)は学校に行く事もままならず病院で独り過ごす毎日。それ故に気難しくネガティブな思考に陥りがち。一方、A型肝炎で入院していた主人公「戎崎裕一」(CV:鈴村健一さん)は病院を脱走する常習犯。豪放っぷりが凄まじい担当の看護師さんに注意(物理)されまくっています。
ある日、主人公はそんな豪放看護師さんから「彼女の話し相手になってくれ」と依頼を受けます。
そこから宮崎賢治を始めとした文献の一節と2人の心情が寄り添う様にして物語が進んでいきます。
「前は怖くなかった。ずっとそうなるって判ってるし
でも、最近はちょっと怖い。終わっちゃうんだなって。」
不器用ながらも互いの気持ちを必死に紡ぎ合う事で生まれた絆。
運命に逆らう事の難しさを知りながらも「生きたい」という願望が痛い程に伝わってくるのです。
「命をかけて君のものになる。」
OPは脆さを残しながらも青春を謳歌する2人の日常、
EDは彼等が望んだこれからの未来が照らし出されていますね。
話数が進むごとにその音楽が心に響いてきました。
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夏目先生の行動に「!?」って部分が残りますが、
そこは大目に見てあげましょうよ。笑
僅か6話の物語ですが面白かったですー