けみかけ さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
恋に“堕ちた”とき、彼女の前には絶壁が広がっていた 幸せなお話が幸せな気持ちを呼ぶとは限らない
まず第1印象は最悪でした^^;
川村敏江さんのキャラデザにはなんの思い入れもないですし、マングローブ制作の割りに作画はまあまあ;
この作品の作画を高く評価されている方々のお気持ちを察することは、オイラにはまるで出来ませんでした
(強いて言うなら10話は平均水準以上の出来栄えだったと記憶しています、総評的に見ても決して悪くない安定感。誤解なきようにっ!)
序盤、特に第2話が本当に最悪なのでぶっちゃけ見なくてもいいんじゃないか?と^q^
調理実習後にフードファイトみたいになる展開とか間抜けっぽいし、手前で飯もよそれないエセ亭主関白な男子ばかり;
トドメはそれに黄色い歓声を上げる女子一同w
男女の仲を取り持つなんて超難しいことを、しかも男の側から、へぼフードファイトなんざで解決しようってのはホントちょっとどうかしてます;
こーゆー話を平気で書いちゃうから、オイラはいまだに脚本の浦畑さんが好きになれません
後半は既に幾人もの方々が書き連ねているように【超展開】が待ち受けておりますよぉ!
ちなみに「超展開」って言葉を肯定的に捉えてしまう方は要注意しましょう
だって超展開ってそれ伏線の張り忘れですからね、ただの!w
個人的にはかつてのSHFFLE!を髣髴とさせてくれたりで、かなり好印象でした^q^
①パッケージヒロイン=愛理がトモダチ止まりで恋愛の対象から外れる
いや、そもそも愛理自身が恋愛感情を自覚する前にフラグがへし折られてしまうw
ソコ、か~ら~の~オイラがたまに書く「男女の仲に友情は成立しない」ってところに11話辺りで帰結します
コレはコレでアツイです^q^
②みう先輩ルートに確定したことで悲恋のヒロインとなってしまう紗凪
みう先輩を応援したい気持ちと二律背反する恋心から新吾に冷たく当たり続けるというデレなかったツンデレ
愛理のパターンとは違い、恋愛感情を自覚してしまったがために苦しむ姿が描かれます
わかっちゃいますが、やっぱそこんとこ胸アツですw
といった具合に、二つの視点から中盤以降を盛り上げてくれるヒロイン達の苦悩
ソレを乗り越えんと成長していく姿
やはりそこが一番の見所なのでは?と感じましたね
他はもはやオマケ状態
逆に言ってしまうと、ヒロイン達に魅力が集中してたのに対して、主人公の瓜生新吾は常に受身だったのが残念
彼が積極的なのは友情に対してだけで、恋路は基本的に守りの姿勢だった
そのくせ終盤では草食動物の皮を被った狼っぷりを発揮
「リア充爆発しろ^q^」
とは、まさにこの気持ちw
結論、ヒロインだけでなく主人公の生い立ちや感情表現にも厚みのある描き方が出来たSHFFLE!の方が面白いんじゃないかと?;
余談ですが、11話のラストでキスをした二人の後に絡みついた二匹の猫のぬいぐるみのカットが挟まれましたが
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「どうみても交尾姿勢です!本当にありがとございました!」
あーゆーのをあのタイミングで入れてくるのは個人的には大っ嫌いですw
ドン退きですw
最後まで詰めの甘い作品でしたねw
ちなみにオイラは終始一貫してアンジェ派でした!
そこは微塵もブレてない!w