北山アキ さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
第3話は凄いと思います
最後まで観て
やはり3話目のアクの強さが光る。
が、バンドアニメであることを再認識させた5話目もなかなかよかった。
それに12話の落ち着かない雰囲気描写も上手かったと思う。
クスッとくる会話が散りばめられて全体として物語展開はどうでもいいや的に思える良さもあった。
と、振り返れば自分でも意外なほどに満足感があったようだ。
3話目は尋常じゃなかった。とても良い意味で。
特に後半の異世界に飛ばされたかのような緊張感。
クソ度胸って見てる側の方が緊張する。笑うしかない。
「ラブライブ」は嫌いだけど、これは別物の予感。
「ラブライブ」の主人公がおしとやかに見えるくらいに、突き抜け方の次元が違う。
校則、常識、他人の視線(もしかしたら法律さえも)を一切顧みない潔さ。
そもそも頭からそれらが欠落していそうな自由さ(反社会人格性)。
廃校云々なんて不純物の無い個人の欲望の爆発。
文法やロジックなんて対外的な言い訳に過ぎないと言わんばかりの純粋。
願わくは、このままスターの座に駆け上げるその過程で去勢されないままに膨れ上がってゆく欲望の軌跡を見せて欲しいものだ。
(そういう作品じゃないのは分かってるけど。社会から抹殺指令が出るという意味で「スカーフェイス」のアル・パチーノになっちゃうから。)