退会済のユーザー さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
恋愛ゲームをアニメ化する矛盾について
いつもKey作品をはじめこの手の恋愛ゲームをアニメ化したものを見て思うのは主人公の男が「あまりにもおせっかいすぎる点」が気になります。
いかに相手が美少女と言えど、主人公が自分の労力と金、そして時には生命まで投げ打って数多いヒロインたちの悩み解決してあげたりを守ろうとしたりする点が極端すぎます。
これは、やはり「ゲーム」と「アニメ」の違いと言わざるやおえません。
そうゲームでは個々のヒロインのルートで物語が進むのです。
そして、そのヒロインとエンディングを迎えて、ゲームは最初に戻って今度は別のヒロインとのエンディングを目指すという繰り返しで完全制覇を目指します。
Kanonの場合は「あゆルート」とか「栞ルート」とか・・・
ですので、主人公が自分が恋愛感情を抱いた、ただの一人のヒロイン(女性)相手に必死になって命と手間をかけるのはまあ理解できます。
しかし、アニメの場合、別に「自分の恋愛相手でもない」数多いヒロインたち全員を一人の主人公が全て解決しようとするのが無理ありすぎます。
それも「ふとしたきっかけで、ちょっと知り合った程度」のヒロインを命をかけて守るだの、「学校を休んでつきっきりになる」とか「夜の学校での魔物退治を何時間も付き合う」とか、
そんな骨の折れる作業を全てほぼ同時進行で主人公一人が動きまわって解決しようとするわけで、その辺がかなり無理があると思います。
まだ、rewriteの方がヒロインたちが「オカルト部の同士」、リトルバスターズなら同一野球チームの同士ですので、ヒロインたち全員を気にかけるのは納得はしやすいですね。
あと、この作品、とても曲が良いんですよね。
EDの「風の辿り着く場所」はお気に入りです。