古酒(クース さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ハーレム物だよ
ハーレム物というのは、そもそも上級者向けなのです。
創るのは、その舞台と設定、その世界にいる
魅力的なキャラクターだけでいいのだよ。
それだけでいい。
内容が無いのは当たり前で、
ストーリーが進まないのも当然である。
何故か。
ここから私の考えをかくよー
まずは主人公について
{netabare}
ハーレム物の主人公と言えば、設定はそれなりにあるものの、
影が薄く、特別な事ができるわけでもなく、魅力に欠ける。
何故、こんなキャラが?って思う人も多いかもしれない。
だが、それが初級者だと言うのだよ
上級者には、あるスキルがある。
ハーレム物を楽しむための必須スキル。それが、
「主人公、俺。」これである。
これがないと、ハーレム物は楽しむ事ができない。
これで観ている全員が主人公と言える。
特別な何かができる、と、なると
「主人公、俺。」が、発動させにくくなるのだ
例えば、イケメンと言えばスポーツ万能って言うのがあるが
観ている全員がそうかと言えば、それは絶対に無い事であって
スポーツ万能ではない視聴者は
このスキルが発動しにくくなる、と 言うわけだ。
影が薄いのは当然で、特別な事をできるわけがない。が、正解。
主人公は誰でもできる事しかできない。が、ハーレム主人公の掟。
観ている人の代わりが、主人公である。いいね?
{/netabare}
まだあるよ、主人公の掟
{netabare}
上に書いたように、観ている人の代わりが主人公である。
なので主人公には掟がある。
代わり如きが勝手に決めてはいけない。
視聴者全員が主人公である。
ある視聴者は Aが好み。
別の視聴者は Bが好み。また、他の視聴者は Cが
こういう構図がすでに出来上がっているのだ。
それぞれがすでに好きなキャラを決めている。これがハーレム物の醍醐味。
それなのに、だ
勝手に Aと決めてしまうと、その時点でハーレム物ではなくなってしまう。
ハーレム物を見ていた筈の視聴者も大混乱状態に陥る。
勝手に決める事ができないので「モヤッ」とした答えしかできない。
この作品でもそうだが、
「え?なんだって?」は、完成形の答えなのだよ。ザ・様式美。
肝心な事は答える事ができないので「難聴」なのだよ。
{/netabare}
他のキャラクターについて
{netabare}
魅力的なかわいいキャラクターと
主人公が話すシーンがあるとするだろ?
実はあれ、主人公と話をしているわけではない。
何を言ってるか、わからないかい?
あれは、主人公を介して観ている人に向けて話しているのだよ。
{/netabare}
内容が無いのは当然で
ストーリーが進まないのは何故か
{netabare}
主人公は視聴者の代わり。
何度も言うけど、そうなんだから仕方ない。
配慮、である。
主人公は俺っていう
妄想までできる状態までいければ、
主人公は本当の主人公になれるんだよ。
ここでようやく
内容が生まれ、
ストーリーが進むのだよ。観ている人それぞれの。
妄想の邪魔にならないよう配慮しているのだよ。
「こんな状況で俺たちの日常は続いていく。」おわり。
続きは、各自でよろしくな!
こういう終わり方がハーレム物の正しいあり方。
{/netabare}
・・さて、と
この「はがない」は1期ですでに完成しているのです。
1期がピークです。間違いない。
2期もありますが、それは2期のところで。