moaimoai さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
素朴なマッシュアップ
「癒し」と「謎解き」の、各要素としてはシンプル(質素)ながら全体としてはバランス良く構成されていました。
物語自体や特定のキャラクターに惹かれることは正直ないのですが、見せ方としては過去の名作の良いところを組み合わせたような、そんなマッシュアップ感に興味が湧きました。
個人的には下記で触れたような効果音が好きでした。BGM単体で魅せるのではなく、場面を引き立てる使われ方が好印象でした。
今後、力を入れると、かえってこのバランスが崩れる気がしてなりませんが…笑
--------------2017.2.2--------------
4話
{netabare} がっこうくらしの初回を思い出しました。
あれに比べれば1周目でもわかりやすい伏線がはられてたので、「あ、もしかして」と入り込みやすいここまでのお話でした。
グラフィックのクオリティのチグハグさ、各声優の力量差が一見マイナスなのですが
ここまでのお話から感じる、実は(実はというほど隠せてる・隠してるわけではないですが)シリアスな部分を印象付ける演出の一つに
そんな見方もできたり。
何気にBGMなしの無音(会話・自然音のみ)のシーンが印象的だったりします。
今回のお話で言えば、迷路?の出口付近に溜まった溶岩を発見したとき
視聴者が「あ、もしかして…」と察しちゃうシーンなのですが
ここで余計なBGMをつけてしまうと、その"察する余白"がなくなってしまう。
無音による微妙なメリハリが効いていて、個人的には結構好きです。笑
川面監督作品(のんのんびよりetc)とはまた違った無音による演出を楽しんでます。
このまま、シリアスでいっちゃうのか
裏切ってくれるのか
個人的に、寂しさがやんわり残る作品は好きなので
初回切り候補でしたが目が離せない作品となってます {/netabare}