退会済のユーザー さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
原作に無い噺のチョイスが憎い・・・
※原作も既読です。1期も大満足でした。☆評価は観終わるまで変えて無いです。
原作漫画
2013年度 文化庁メディア芸術祭 【漫画部門 優秀賞】
2014年度【講談社漫画賞】一般部門を受賞。 第1回受賞作品が「ブラックジャック」「キャンディキャンディ」と歴史のある賞
・・・と受賞されてる作品
1話のはじめ3分ほど使って1期のあらすじをザックリ落語調に語ってくれるわけですが・・・1期から見たほうがより楽しめると思います。
1期の感想にも書きましたが、アニメなど普通は話しの内容や表現を画として書いてくれるわけですが、このアニメは噺家の口の動きやら息使いなどを表現するので・・・・ここで噺と画とストーリーを同時に進行してる
ココで小難しく感じてしまうかなど、評価が分かれるのではないかと思います。
本など読んでると映像が浮かんだり台詞の声が自分の最良の配役で頭のなかで再生される方などはより楽しめると思います。(出川「やばいよやばいよ」・・・これ読んで出川さんで再生されれば楽しめる方だと)
間の取り方はアニメの画に縛られるためどうしても噺家さんと比べるとあれですが・・・しかし上手いと思います。声優さんが豪華!自分ごときが痴がましいですが上手いです。大御所声優陣のガチンコの熱演を聞くだけでも価値があると思います。
1話の落語 八雲【つるつる】助六(与太郎)【なめる】小唄【奴さん】
{netabare} 今回の原作に無い噺は助六【なめる】でした。
この噺はお調子者の男が芝居見物に潜り込み、そこで知り合った女性と色っぽい事にと・・・実は怪談噺?と珍しい噺
八雲のやった【つるつる】は原作にあるのですが、こちらもお調子者の太鼓持ちの噺と落語好きには憎い演出
元々滑稽噺だった【つるつる】を「桂文楽」が幇間(酒の席であるじに芸やご機嫌取りする職業)の悲哀など付け足し十八番にした。
この「桂文楽」演出の【つるつる】や【愛宕山】に登場する旦那さんは実在する方がモデル
【つるつる】は悲哀色を全面に出した「桂文楽」、滑稽色を濃くした「古今亭志ん生」なんて同じ噺でも演出の違う噺が楽しめる。
原作者の雲田はるこさんは明言して無いのですが、八雲(八代目桂文楽)助六(五代目古今亭志ん生)与太郎(三代目古今亭志ん朝)なんて噂も・・・
~追記 【なめる】原作にありました・・・構成が原作と若干違うため見落としてました。~
{/netabare}
2話の落語 助六(与太郎)【黄金餅】【鮑のし】八雲【柳の雨(端唄)】【あくび指南】兄さん【笠碁】助六(与太郎)【錦の袈裟】【かっぽれ】