「バディ・コンプレックス(TVアニメ動画)」

総合得点
68.2
感想・評価
719
棚に入れた
3742
ランキング
2204
★★★★☆ 3.6 (719)
物語
3.6
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.6

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ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

空翔るナイスカップリング♪

昨今、二次元世界における制空権は、
魔法少女だのウィッチーズだの、
美少女萌えキャラに牛耳られていますが、
人型巨大ロボット兵器だって黙っていない!

……というわけでもないのでしょうがw
それくらい空はロボットの物という自己主張を、
空中戦重視の戦闘シーン等から実感した
サンライズのオリジナルロボットアニメ。


例えば『ガンダム』何かでは、ロボット白兵戦普及の根拠を、
レーダー兵器無効化等、弾を回避可能になる環境変化に求めていますが、
本作はバリアの強化等、ディフェンス面から空中ロボット戦闘を構築する
武骨なバトル空間設計。

飛び回るロボット同士で射出したフレアで弾を退け合いつつ、ドッグファイトを繰り広げる。
それを支援する空中戦艦を母艦にした攻防。
最初、このバトル空間を目撃した時、私はかなりウットリしてしまいました♪


主人公機二機が何かと反りが合わない“バディ”同士の“カップリング”機能を活用して、
戦局を打開していくバトル展開とシナリオ構成。

喧嘩するほど仲が良い人間関係は王道としてw
“カップリング”で敢えて合体はせず。
あくまで思考がシンクロした二人のコンビネーションで、
重厚長大よりもむしろ、二機の相乗効果により、
空中戦闘のさらなる高速化を追及していく……。
この限界突破感が本作の妙味。


よってロボットバトルに付随するSF科学設定も
必然スピード狂な内容が多くなっていく訳ですが、
その中で私が特に気に入っている要素が、
{netabare}本作における“カップリング”研究者の視点から見た
タイムリープに関する一考察。

離れた二機に乗る“バディ”同士の脳波を完全にシンクロさせるため、
タイムラグなしの相互通信を極限まで突き詰めた結果、
素粒子レベルではナノレベルでタイムリープを行うことにより、
ラグゼロの思考同調を実現している……。

このウンチクを披露され、
仮説がエスカレートして特異点が穿たれたりして現実化する流れが、
妙に心地よかったです。

現在、現実のネットゲーム何かでも
時に60分の1秒単位でラグの撲滅が追及されていますが、
最先端ではもう既にナノレベルで未来を予測した通信が、
時空を飛び越えているのかもしれません。{/netabare}


キャラではヒロインのヒナがお気に入り。
{netabare} ヒナの鼻がもう少し低ければ、
世界の歴史は間違いなく変っていたでしょうw
彼女のためなら70年くらい捨てられそうです(苦笑)
可愛いは正義ですが、時に罪ですねw{/netabare}

投稿 : 2017/01/30
閲覧 : 305
サンキュー:

19

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