みのるし さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ボクはつらかった。
おもしろかったです。
2016年夏に公開されたシンゴジラにしてもそうですけども、自衛隊を国防軍として機能させるとゆうハナシは基本現実的ではないのでそれ自体はファンタジーと化さざるを得ないとゆうのがボクの見解なので、『そんなことあるかーい!』と言いもって楽しく見るのが正しいのであると結論づけています。
しかしですな。
しかしですよ。
最後のシークエンスはあれはボクは目をそむけたくなるくらい大変つらかったですな。
戸松さんが声あててる {netabare}皇女様(名前忘れた)が囚われの身になって、ちょっと詳細は忘れましたが政治的な配慮かなんかで自衛隊は救助に向かわなかったやないすか。ほんで牢獄の中で『だれか!だれか!私はここにいる!』みたいなことずっとゆうてたやないすか。
ボクら見てる側からすると、ああ、もう自衛隊は助けにこないし、皇女様の国の兵士たちも助けにこない。この人は見捨てられたのだな。いずれこの人はなかったことにされるのだな。と思うわけですよ。
まあ、そこでイタミくんが軍規(自衛隊なので軍規とゆうのかどうかは知りませんが)に逆らって助けに行って、万々歳!で終わるんやな!と予想は安直につきますのでそれはそれでええんですけども。{/netabare}
はて。
これはどこかで聞いたような見たような・・・・。
と考えた時に、は!これって北朝鮮拉致問題とめちゃくちゃかぶってるやんか!と思っちゃったわけですよ。そう思って改めて{netabare}皇女様が『だれか!だれか!私はここにいる!』って{/netabare}叫んでるシーンを見てみてください。
ボクは直視できないくらいつらかったです。
製作サイドにその意思があったかどうかをうかがい知ることはできませんけども、あったのだと思いたいです。
自国民がそおゆう目にあっても知らんぷりする国で、軍隊であなた方は納得しますか?拉致されてなかったことにされるのがあなたの友達や家族でもかまわないのですか!? ・・・と。
…まあ、なんしか前期もそうでしたけど、現実問題とを照らし合わせた架空の話をファンタジー要素たっぷりで見せてくれてましたんで、全体的にはホントに楽しんで見させて頂きましたです。
おわり。