退会済のユーザー さんの感想・評価

4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

前半は鑑賞してきたアニメの中でも上位に入る出来

前半は、とある魔術の禁書目録の話でもある『妹達』のストーリー。
後半は、一期と同じくアニメオリジナルストーリーとなります。

前半の出来が良すぎました。
特に9話〜16話。
自分の起こしてしまった罪を消すために必死に努力する主人公 御坂美琴。
それを知って美琴の前に現れる禁書目録の主人公 上条当麻。
互いにぶつかりあって、美琴のクローンを処分する実験を行い、学園都市で未だ誰も辿り着いていないレベル6へなろうとする一方通行を倒すのが前半の内容です。

前半のマイナスな部分は、
内容そのものは元々禁書目録の話なので、超電磁砲1期でメインキャラだった初春や佐天さんはあまり出てきません。なので、初春や佐天さんが好きな人にとってはマイナスな要素となってしまうかもしれないです。

前半の高評価ポイントは、敵キャラの追加です。
禁書目録で登場する一方通行は引き続き登場しますが、実験に関係している研究所を破壊している美琴を倒す暗部組織『アイテム』の麦野沈利などが登場します。
暗部組織のアイテムは禁書目録の妹達編では登場しておらず、超電磁砲Sで初登場となる新キャラです。

2つ目の高評価ポイントは、禁書目録で描かれていたことが起きている同時刻に御坂美琴を中心に起きていたことを超電磁砲Sでは忠実に再現していることです。
つまり、同じ妹達編でも禁書目録とは違う話となり、より一層、話を楽しむことができます。
途中から禁書目録の妹達編に繋がりますが、その後も禁書目録に負けないように作られているのが一目瞭然です。
禁書目録と話が繋がっても超電磁砲Sは少しアレンジされております。
それを感じたのは第14話でした。同じ話の筈なのに、目から涙が出てきました。(笑)
第15話でも、禁書目録一期とは比べ物にならないバトル演出でまるで違うアニメのようにも感じられました。
良すぎて書ききれないので、この辺にしておきます。

とりあえずまとめると、前半が良すぎました。その為後半がどうしても見劣りします。

後半が見劣りした理由の原因は最終回です。敵の元凶を見つけたと思ったら、ただ口で論破するだけ。そしていきなり宇宙へ行っちゃうし…
なんかめちゃくちゃでした。

後半の出来の悪さのせいで超電磁砲Sは駄作と言われがちですが、OPとEDも良く前半の内容は個人的にこれまでアニメ化してきたとあるシリーズの中でもトップクラスの出来だと思います。
後半を除けば普通に良作だと思います。