DEIMOS さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
2期までのつなぎのストーリー。
言わずと知れた、オタク風刺漫画の代表格、げんしけん。ありそうでないリアルなオタクサークルの幻想をコミカルかつ哀愁たっぷりに描き出している。
OVA3話では、1期の続き、2期の前の部分の原作ストーリーをカバー。
具体的には、班目が4年、笹原が3年の新歓での荻上入部〜学祭まで。
リアルタイムで第二期を見たときに、あれ?ストーリー飛んだ?と気になっていたのだが、今になってようやく視聴漏れを補完できた。
オタクを描いた漫画・アニメの中では、げんしけんは群を抜いて面白い。リアルな設定の中で芽生える絆(サークル内のゆるやかな、しかし、不可断な結束)を面白おかしく描いており、オタクが持つ「理解されたい願望」を充足させるカタルシスを生み出すことに成功している。
風俗・サブカル研究の文献として後世に語り継ぐべき名作だ。