にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
賛否があろうが、個人的には高評価
シュビラシステムを海外へ。
平和を願い、シュビラに託す裏では、
やはり争いは絶えないようですな。
一番気になっていたのは、国外逃亡した狡噛のその後・・・
日本へ密入国してきたテロリスト。
そのテロリストは薬付けにされ脳内記憶を読み取られ、狡噛記憶がシュビラにバレタ・・・
(って相手が潜在犯だと日本もやりたい放題だなと←)
密入国した武装者のルートを抑えるため、
シュビラシステムの輸出先へ常森が赴くことから物語スタートです。
{netabare}
シュビラの導入が開始されてまだ間もない東南アジア連合(シーアン)。
シュビラによって国民の犯罪係数が図られ、潜在犯の首にチョーカーがつけられます。
犯罪係数が上昇すれば、首のチョーカーが作動するという画期的な・・・って
ただただビクビク暮らしていかなければならないということなのかしら?
同時にシーアンは内戦状態となっていてゲリラ紛争が多発しています。
そのリーダーが狡噛だったというわけです。
事件捜査として常森は内戦地へ行きますが、
狡噛との再開は、息を呑む展開でしたね~。
銃向けながらの「お久しぶりです。」はよかったです←
狡噛と行動を共にし、狡噛のしてきた事(民主化運動)への理解と
政府(独裁者の犯罪係数)への不信感を感じた常森。
確信へと迫る展開にはドキドキハラハラでした。
結局のところ、シビュラ導入には裏があった。
シーアン軍部の人間はサイマティックスキャンを受けておらず、
首都シャンバラでは不公平なシステムが稼働していた。
それもシビュラの思惑の内。
効率よくシャンバラにシビュラシステムを導入したい。
その為には、犯罪係数を裏でいじられていると知っていても
相手がどんなやつであれ利用する。
シビュラが行きわたった時点で、軍内部の不正者はもともと排除する。
頭いいなシュビラ。流石だわ!
ただ、やはりシュビラの在り方に疑問を持った者や、
シュビラによって世間から除け者にされてきた人々の反逆は終わらないですし、
シュビラ自身が免罪体質者を裁くことが出来ず、
また不公平な社会を生み出す世界ですからね。
「シビュラシステム」の導入の是非を選挙で決めろっていっても
結果シュビラがトップになってしまうんですから・・・
最後の「正義は進化」とは意味が深いですね。
シュビラと反政府・・・どっちが正義なのやら・・・
シビュラの支配はまだまだ続き、
そのシステムを擁護している政府への反発も続きそうです。
{/netabare}
劇場版との事で、やはり迫力が違います。
バトルのクオリティーも高いですし、BGMやサイコパス独特の世界観。
1期の雰囲気をそのまま生かした作りになっていて、
個人的にはかなり良かったと思います。
常森と狡噛の絡みだけでなく、宜野座と狡噛の絡みも懐かしい~。
国外が舞台ですので、声優さんの発音が気になるという方も多いでしょうが、
日本人が海外へ行ったら発音なんてあんなもんじゃない?
狡噛と常森の発音なんて気にならなかったわ。
劇場版EDに1期のEDだった「名前のない怪物」を使ってくれたことへも
個人的には高評価です。