いしゆう さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
”行こうか 同志諸君 撃鉄を起こせ!” ← カッコいい! 厨二病です♪。
あらすじはあにこれを参照ください
放送時期:2006年4月~6月
〇物語
商社の資材部に所属する岡島緑郎(のちのロック)彼が南シナ海で勤務中
海賊(ラグーン商会)に拉致られ その後 数奇な運命を描くというもの
普通の仕事と同じ ライバルたちとの競争や時には妨害があります
普通の仕事と違うことは 法に縛られていない事!
そんな一癖も二癖もある仕事を請け負い達成する裏社会の話なので
手段も当然 合法/違法な対応/対処
例えば 銃撃戦 交通ルール無視のカーチェイスなど・・・
これらは派手で見ごたえあります!
おススメは 後半 硝煙の立ち込める中での対戦は
緊迫した空気が感じられ すごい迫力でした。
正直1話はプロローグ 物語が動くのは2話からなので
始めて視聴する方は 取り合えず2話まで視聴する事をお勧めまします。
{netabare}
〇キャラ
作品の主人公は 商社時代の経験を生かすロック
幼い頃掃き溜めのような場所で育ったレヴィ
この二人が パートナーとなり作戦を実行するのですが
異なる境遇や価値観が違うため 度々衝突します
観ている時は ロックの思考寄りなんですが
不思議とレヴィの考えも否定できないんですよね・・・
この辺りは 色々考えさせられました。
一般人だったロックがレヴィ達と共に行動することで
裏社会のルールに振り回されながらも
少しずつ染まっていく過程は良かったです。
その 運命を共にするラグーン商会のメンバーですが
レヴィを筆頭にとてもバラエティに富んでいて飽きません♪
このメンバー 相手に疑問を覚えても
その場で相手の主張を聞いて そして自己主張を唱え対話する
この点は一人でウジウジ悩み系が苦手なわたしには良かったです。
それに みんな 命を懸けて仕事をしてるので
一般的なルールではなく 何かしら自分のルールを持っていて
そこは作中変わらず終始一貫性がありました
だから お互い信頼し合えるんだなぁって 妙に納得しちゃった。
男女ともクールで仲間思い そんなキャラが多いのですが
女性キャラは+αで”狂気”+”厨二病”という毒気成分があります
そんな危険で魅力的な彼女達に 段々目が離せなくなります。
その兆候が顕著なのは10話{netabare}
”レヴィ”と”ロベルタ”の銃撃戦 そして”バラライカ”登場後の
地球上で一番おっかない女の上位3人の争いは見る価値ありです
”靴ひもが 解けてますわよ”から始まるところは男性陣顔負け
実際”命が幾つあっても足りない”と彼ら言ってますし・・{/netabare}
主人公たち以外で 注目したのは バラライカ姐さんです
簡単に紹介しますと マフィアの幹部
外見は 顔に傷があるので 一目見たら忘れません。
その強面の彼女のセリフ
”行こうか 同志諸君 撃鉄を起こせ!”
”カン違いしないでね? お願いじゃないの 命令”
こんなセリフを真顔で言っても似合う彼女 本当カッコいいんです!
〇セリフ
もうお気づきでしょうが彼らが話すセリフは ”厨二病”
そのセリフもキャラの個性に合わせて それぞれ違いますから
きっと好きなセリフが 見つかりますよ?
:人によっては鼻に付くと感じるかもしれません
まっ♪厨二病ですし 多少はね・・・。:
ちなみに・・・
戦闘シーンは”厨二病のセリフ”と”軽快なテンポ”で
表現されていて 重く感じさせないところは良かったです。
〇音楽
OPの(Red fraction/MELL)は軽快で疾走感のある曲
そしてED曲(Don't Look Behind/EDISON)は
レヴィが海岸の砂浜の上を歩いているシーンと合っていて好きです
哀愁が漂うような楽曲でこちらは作品の余韻に浸れます。
{/netabare}
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
〇感想
甘くてまろやかなコーヒーではなく
年を重ねると美味しく感じる 苦い大人のコーヒーそんな作品です
放送時期が2006年の作品とはとても思えないほどの丁寧な出来で
物語は基より作画/音楽/声優がバランス良く思えました
なかでも特に感じたのは 作中感じた”毒気”
苦味ともいえるこの成分が作中至る所にあるんですよね
好き嫌いの分かれる この苦み 一旦ハマると逆に病み付きになりますよ。
主人公たちが正義の味方ではない所も見所の一つですし
一括りに闇社会の住人といっても様々な個性があって飽きませんでした。
Ⅰ期のラストのセリフ
{netabare}俺の仕事は公共の敵であることさ{/netabare}
最後まで世界観を崩さなかった作品 こういうストレートさ好きです!
今からⅡ期楽しみです♪。
〇最後に
アクの強い登場人物たちが巻き起こす
派手で激しい銃撃戦はスピード感があるタイプ
これが好きな人は試す価値ありです。
あ!
一つ忘れてました♪
凶暴で恰好良い女は好き? YESなら観る価値ありです!。
以上最後までお読み下さりありがとうございました。