剣道部 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
バイクはバカの乗り物
という言葉をどう捉える人なのか。好意か悪意か。その捉え方により、評価の変わるアニメですかね。
「ろんぐらいだぁす!」が好きな方は合うかもしれません♪ 「けいおん!」「弱虫ペダル」が好きな方は、逆に腹が立つかもしれません(汗)
内容的には、バイクネタがかなり多く、ある程度以上のバイク知識があった方がより楽しめる作品だと思います(なくてもまあ観られますが)。
【各話感想】
{netabare}
1話目
アングルとかが色々とあざとくて、う~ん。キャラに愛着をいだく前のサービスシーンは、ただのエロであって萌えではない。あと、熱いテンションに付いていけなかった。
2話目
ギャグテイストとはいえ、事故シーンを見せるんだね。チキンレースでバイク全損……バイクを大切にする、バイク愛ある作品ではなかったの?
3話目
堂々とメーター戻しとか(苦笑) ギャグ的には下ネタというか、キワドイネタが多いな。
4話目
超展開w 早川、渋いなw なんか、好きな回でした♪
5話目
ド下ネタですやん、ソープですやん(引)
7話目
バイクレース回。まあまあ面白かったが、ライム先輩に勝ってほしかったな。
8話目
カブを観ると、「水曜どうでしょう」を思い出すw Bパートは好き♪ ヨシワラのマフラーw
9話目
じゃがいもは主食……パロがひどいな。
10話目
千雨は、完全にあずにゃんだな~。千雨が悩んでる感じは良かったなー。
11話目
バイク選び。う~ん、これといって波無し。
12話目
いや、この最終回は良いでしょ、無難に。毒気は少し無くなったけど、これで良いと思いました。
{/netabare}
【視聴終了】
{netabare}
「けいおん」のオマージュと言われている作品。それは設定やガワ、雰囲気なんかが似(せ)ているだけで、中身は似ていないと思いました。
よく「けいおん」には「女性から見た可愛さ」があると言うけど、「ばくおん」は(バイクという性質上も含め)むしろ、男性目線が強いという印象。
私はバイクには乗ったことがないし、今後も乗るつもりはありません。単純に自動車に比べ、事故時の死亡率か7倍もあるからです。
でも、だからこそ、バイクには無条件の憧れがあります。ヤンキー漫画とか好きだし。
「バイクはバカにしか乗れない」
という、第1話で使われたこの台詞は、バイクの本質を表しているのかもしれません。
「効率や安全性なら4輪」「自力(健康)なら自転車」
その通りだと思います。以前、アメトーークのバイク芸人の回で、「なんで転けるのにバイク乗るの?」と聞かれ、「転けるもんを転へんように乗るから楽しいんです」とケンコバさんが言っていました。なるほどな~と。
最終回は、本当に良回。
Aパートでのバイタ再登場は、単純に上手いシナリオだと思ったし、バイタ→「バイクがもっと走りたいとか、絶対に言わないでよ!」 羽音→「バイタはもっと、走りたいんだねぇ」という優しいシーンは感動的でした。
また、Bパートの「バイクのない世界」も良かった。自転車を褒めるバイク部の面々に、「みんな、賢くなっちゃっんだねぇ」と言う、羽音の寂しげな様子には萌えた! 否定による肯定……上手い!
また、作中での羽音の最後の台詞がなぜ、「ありがとう! 由女(ゆめ)!」というものだったかというと、「由女」という妹の名前に「夢」を重ねているからだと思います。
「夢の世界で、バイクのない世界の寂しさ」を知った羽音。そんな「夢」に感謝をし、また、「バイクがくれた夢(浪漫的な)」に感謝をするという気持ちを暗示していると思います(多分)。
この辺は上手だな~……と、思ったら、最終話はアニオリ展開らしいですね(原作者も加わっているそうですが)。アニオリ展開なのに、この良い感じの終わり……「くまみこ」のスタッフにも見習って欲しいっすな(笑)
{/netabare}
総じて、バイク導入アニメとしては悪くない。ギャグはわりと際どいとこを突いてくる、ブラックユーモア溢れる作風。キャラ萌えはあまりなし。感動できる回もある。そんなアニメでした。(女子高生がバイクにハマっていくという展開なのに、メインにしている視聴者・講読者層が、10代~20代男性ってのはどうなんだろう?)
【苦言(原作者の姿勢について)】
{netabare}
バイクの良さを表現するために、自転車(や、弱虫ペダル)をディスる(クソ虫ペダル発言などの)必要はないし、あからさまに「けいおん」をパクってることをアピールし、炎上商法を使う必要ない。
しかも、それをネットで指摘され、「ちゃんと作品を読め」とか、う~ん。それも込みで作者の狙いなんだろうけど、そういう「炎上上等」の姿勢は嫌いだな~(作品自体がちゃんと面白く、原作は更に面白いとの噂だけに)。
{/netabare}