「僕だけがいない街(TVアニメ動画)」

総合得点
91.6
感想・評価
3379
棚に入れた
15598
ランキング
28
★★★★☆ 4.0 (3379)
物語
4.2
作画
4.0
声優
3.8
音楽
4.0
キャラ
4.0

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ネタバレ

HATAKE さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

【閲覧注意】ようやく見終わりました(長文、駄文です)

今頃になって「僕だけがいない街」を視聴しました。
久しぶりに凄く面白いと感じるアニメに出会えたのでとても嬉しい。

結末をしっかりと作った上で、それまでの過程を試行錯誤しながら紡いでいたのだろうというのが伝わってくる。行き当たりばったりの作品ではないのが本当に良い。

6話まで見た感想をここから述べる。
なぜ主人公の藤沼悟(確かこんな名前…)は母が殺害された現場から逃走し続けようと思ったのか。それが謎でした。

人なら誰しも、何か重大なことが起こるとパニックになり逃げてしまうことはあるでしょう。
(例えば、飲酒運転や轢き逃げをした現実から逃げたくて現場から逃走することはあります。ですが、そのまま逃げても罪が重くなるのは目に見えています。逃げたとしても戻るか、それとも逃げ続けるかを選択するのは本人です。この作品の主人公には前者の選択をするものだと思っていました。)
しかし、容疑者とされ、逃げ続ければやましい事があるから逃げていると警察に思われかねません。
逃げた後、冷静になってすぐに警察に行って、状況を説明すれば白に限りなく近いことくらいわかるでしょう。
警察も無能ではないと思いますし。

まあ、主人公が警察の厄介になることで、警察署のような場所で主人公が取り調べをさせられるだけのような場面が続くこととなるので漫画、アニメとしてつまらなくなることは避けられませんが。
それに、6話にて主人公が母の元同僚に会い、事件に関する情報を得て、事件の真相に彼自身の手で決着をつけるという展開にすることが出来ません。

それに、主人公が逃走することで発生する、片桐あいりさん自身を被害者とするもう1つの物語を展開することが出来るので、作者としては展開に重みを持たせられるため、物語としては逃走する必要はあったのでしょうが、一般的に考えれば逃走しないルートを取る方が解決するための最短ルートだと思うのです。

しかし、pizza店の中で、店長と信号の設置が云々と話していた人物(国交相?国会議員?よく知らんが)はおそらく権力を持っている人物なのだろうとこの時点で推測される。
よって、母親の殺害容疑で取り調べを受け無実を訴えたとしてもこの人物に証言を捻り潰される可能性があるのではないかと6話時点では推測されます。また、作者としては、その人物と主人公が出会う場面を作り出す為にはやはり逃走させる必要があったのでしょう。

あと、少し気がかりなのが、なぜ毎度児相や警察、教師が訪問する前にはかよの両親は家を出ることができたのか。もしかすると、主人公らの教師や児相に関係者がいて、その人がかよの母親に事前に情報を流して逃していた…という線があるが。
これはただ単に母親の勘が鋭いだけということなのだろうか。
教師たるもの、正しいことをする大人であらんことを願うが、うーん、どうだろう。


ここからはかよの救出成功からの感想を述べる。
かよ救出については、かよの母親に同情を禁じ得なかった。ということ以外には特に何も特記することはないです。が、何も書かないのも悲しいので、一応この件についての感想を述べよう。
かよの殺害に関しては例の連続誘拐犯とかよの母親とその彼氏(?)が何らかの繋がりを持ち、かよを殺害したものと思っていたが、ただ単に虐待が行き過ぎた為に殺害してしまったのだと知り、少し物足りない結末のように感じてしまったが、まあそれは私がこの話に過剰に期待していたためでしょう。これはこれでよかったと思います。

話を元に戻します。
悟の担任教師も今のところは善人なので安心した…と思っていたがマジかよ。こいつが真犯人だったのか…。

余りにも善人すぎる描写ばかりだったので、この演出はもしやとも思ってはいたが。
それに、いきなり見ず知らずの新キャラが登場し、「真犯人はコイツだ!」と言われても「ああそうですか」くらいにしか思わなかったであろうことから、先生が犯人というのは致し方ないのだろう。

いやまあ、八代先生にも興味が湧いたので、彼をを主人公とした狂気の殺人鬼としての物語にしても面白くなるんじゃないでしょうか。(つまらないかなぁ?

あと、もう数話用意して悟の友達たちや、八代先生の悟が昏睡状態になってから目覚めるまでの話を描いてもらいたいなぁなんて。まあどうでもいっか。

ラストについてですが、私個人の意見を言わせてもらえれば、文句の付けようのないとても良い締めでした。
涙は最後まで流すことはありませんでしたが、これからの人生観が良くなる作品だと思いました。
御都合主義的な感は否めないのですが、ここまで苦労して辿り着いた結末なので、主人公たちにとって都合良ものであっても良いと思いました。

てか、かよおおおおおおお!
幸せになれよおおおおおお!

長々と駄文に駄文を重ねる形となってしまい申し訳無い。
自分でも何を書いているのかわからないところだらけになっていますが、ここまで読んでくれたこと、感謝いたします。
いつか見よう、いつか見ようと思いつついつも忘れてしまっていた作品だったので、ようやく見れて嬉しいです。
原作者さんの次回作期待しております!
今更ですが、アニメスタッフの皆さんお疲れ様でした。
ここまで読んでくれた方、本当にお疲れ様でした。

それではまた〜

投稿 : 2017/01/21
閲覧 : 204
サンキュー:

6

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