Dkn さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ライオンのお化けと 夢見る少女
私、ロケットの運転手さんになる!
漫画の最終回、実に良かったので最後までアニメ化してほしいなw
NHK-BS2の衛星アニメ劇場で全20話の放送。
NHKアニメでいうと、来年ピアノの森かよ!(なんか改変されそうだけど)やったぜ!
【あらすじ↓】
{netabare}
主人公の鴨川アスミのいる街、唯ヶ浜市街地に、
有人宇宙探査ロケット「獅子号」が墜落するところから物語は始まる。
搭乗員だけではなく、民間人にも大勢の犠牲者を出した大事故は、アスミの母親もを奪ってしまう。
母の葬式の後、小さいアスミは、遺骨を持って長い階段を登り、神社までやってきた。
そこで聞こえるハーモニカの音色。その先に居たライオンのかぶり物をした青年、ライオンさん。
「チンドン屋さん? それとも、サーカスの人?」
「きみ・・ 俺のことがわかるのかい?」
彼は墜落した「獅子号」の若き搭乗員の幽霊だった。
ライオンさんが語る果たせなかった宇宙への想いは、とても眩しく見え、
しだいにアスミも宇宙へと惹かれていく。
転びながらも前に進む、宇宙への夢を追い続ける少女の物語。
{/netabare}
劇中でライオンさんが吹く、「見上げてごらん夜の星を」がとても切なくて、
EDでも使用されています。とても印象的。
OPの「Venus Say・・・」がまた良くて、歌詞も含め、聞いたら泣きそうになる。(特に漫画最終回を見ると
NHKアニメらしく堅実で派手さのない作りなのですが、演出や役者の演技がとてもうまくて、
ライオンさんとの出会いや関係性、家族や周囲の人々の人間ドラマが心にしみます。
ただ、2000年代のアニメなので作画は期待しないで下さい。 あと、ラストは原作が未完のためオリジナルで、
ちゃんと終わるとは言いづらいのですけれど、そこまでで十分な感動量でした。
後は漫画で補完して下さいまし。(というか原作なので)