かしろん さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態：観終わった
青春だねぇ
【最終話まで見て を追加】
【１話見て】
キスって良いですよね、はともかく。
本編も攻めっぷりも中々だけど、ＥＤ画の半端ないエロさが気になってしょうがない。
何よりソレが頭に残った１話でした。
1/17追記
ＥＤなのにＥＤ画で興奮して・・・ってド下ネタが頭をカスメつつ。
ＥＤは女性が作ってるんですな。
女性の方がこういうのをテレなくやれるのかな、とか思ってみたり。
さて。
{netabare}身近にいるのに手が届かない想い人。
元家庭教師に想いを寄せる高校男子。
小さい頃から「お兄ちゃん」と呼んでいた人に想いを寄せる高校女子。
よりによって互いの想い人は学校の先生となり、その高校に赴任している。
手が届かない想い人を持つもの同士が偽りの恋人として傷を舐め合う。
・・・
言っちゃあなんだけど、普通だろ？
この世にいる恋人達。絶対にその人じゃないとダメ！と思っていた人同士、って
ことは無いよ？
少なくとも、嫌いじゃない同士なんだろ。一緒にいる時間を増やせるくらいに。
特に女のほうは「興味が無い相手が向けて来る好意がイヤ」とか言ってモブを
フッてるくらいだし。
しかも、粘膜の接触であるキスは唾液を引くほどにするくらいに気持ち良いと
思ってるんだろ。
「君ら普通に付き合えよ！
あれか。
想い人に手が届かない代わりの相手を求めてる私って・・・って自己陶酔か。
想い人に手が届かない同士って秘密の共有からの依存関係か。
酔え酔え。酔った末でも恋だし愛だよ！」
と、思ってしまった１話でした。
私がおっさんになった、ってことなんでしょうな・・・{/netabare}
【４話まで見て 本物】
人に恋する気持ち
人を愛する気持ち
それは本物。
だけど、本物の恋や本物の愛なんてものは無いんだよ。
ありえない”本物”の関係を追い求めて藻掻き苦しむ俺ガイルを思い出す。
追い求めるものを恋や愛にして、それを希釈してエロをガツンと足してみた
って感じる。
青春だねぇ・・・
女先生。そりゃ先生になるわなぁ。
豊崎愛生のノリノリっぷりが心地よい。
【６話まで見て やっぱ普通】
「批判する時はなるべく具体的に」と思ってるんだけど感覚的な話。
曲名がサブタイトルになってる本作。
６話サブタイトルが「Ｘ次元にようこそ」。
うーん・・・Ｘ次元・・・
話が進めば進むほど話が平べったく感じられる。
１話感想でも書いた
「言っちゃあなんだけど、普通だろ？」
の普通を無理くりこねくり回してややっこしくしてるだけにしか感じられない。
そんな普通を無理やりこねくり回して考えて
「俺って私ってどんな人間なんだろう」
って自己確立をすることこそ青春だろ、と言ってしまえばそうなんかもしれないが、
やっぱそれも普通。
普通じゃマズイから女子校生のエロで、レズで、飾ってみました、みたいな？
エロで釣ろうってのも普通だよ。
離婚で父を失った少女が身近にいる年上で面倒見の良いお兄ちゃんに惚れるという
ファザコンからの恋愛感情。
アタックを仕掛けて玉砕すると失恋と同時に再び父的存在から捨てられる。
主人公に与えられた舞台装置が普通だからしょうがないか。
青春のこじらせっぷりなら俺ガイルのほうが面白いかな。
青春の狂気なら悪の華のほうが面白いかな。
あと、ＯＰが・・・声とリズムが合って無く感じる・・・・
【最終話まで見て 青春】
{netabare}エロ、初恋の終わり、他人との境界、自分探し。
青春を想起するキーワード満載。
青春してるなぁ、という物語。
高校３年生になるところで物語は終わるので、彼らの青春はまだ道半ば。
青春を描く本作が中途半端な終わり方になるのは当たり前。
花火と麦はなんで付き合わなかったのか
クズはクズとして、本物の愛を追い求めたいから。
元々、似た者同士として偽装恋愛をしていた２人。
互いに初恋の人にフラられることでフリーになったら本当に付き合おうと
約束をする。
じゃあ、実際に二人共フラれた立場になってみたら・・・
結局、そこにあったのは最初と同じく共感であって、初恋の相手に対して
感じていたような本物の恋心ではないと気づいてしまったから。
じゃあ、「本物の恋」「本物の愛」って何なんだ。
上の４話感想で書いたけど、そんなものは無いんだよ。
無いものを求めて藻掻き苦しむ、それも青春。
モカの物理的上から目線が良かったですね。
「あんたがゴチャゴチャやってる間に私は私の欠片を手に入れたわよ」
自ら手がけたウェディングドレスのヴェールをバサッ！
フューッ！カッコイイ～{/netabare}
もうちょっと物語に厚みが欲しかったし、中途半端なエロにフリすぎな気が
しないでもなかったけど、最後まで見続けるくらいには楽しませて貰いました。
