にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
人間と神様。友達じゃダメなんかな
全10話。
そのなかで、友情や恋愛を練りこんだ青春ファンタジーでした。
ひょんな事から、神様(ウタ様)が見えるようになり、
神通力の一部を与えてもらい、他人へ変身できる力を得た いなり。
友人とも素直に話せず、片思いの丹波橋とも話せずな いなりが、
力を得て、前へ進んでいくお話。
{netabare}
ウタ様との友情も含め、友達とのぎこちなさを克服したり、
願ってもいないのにっと神通力が暴走したりと
山あり、谷ありな作品でした。
主人公のいなり自身が、考えが幼いが正義感あるタイプで、
若干ヤキモキしながら・・・ハラハラしながら見ていました。
ただ、恋愛要素も主人公にばかりあてているので、
ウタ様とお兄ちゃんの関係も気になったんだが・・・
ウタ様が消えちゃう~云々のラストクライマックスから、
兄貴はいなりの背中を押しますが、
兄貴は一緒に行かず、悲しみ等の描写もなく…結局2人の距離は近づかなかった。
なんか、残念だったな。
あと、物語を見ていて、ちょっと不思議に思ったんだが、
最初の設定で、いなりがウカ様を視認できたのは、
「稲荷神社に長年通っていて、なおかつその地を好きでいたから」じゃなかった?
でも最後は、「神通力を還す=ウカ様は見えなくなる」ってどーゆー事なのかな?
一度神通力を宿した人間には、神様は見えなくなるって事?
ならば、兄貴はこれからもウカ様が見えるのかな?
{/netabare}
この作品は、神様が、神々しくない。←表現あってる?
「神様です!」って感じではなく、ギャグも挟んで和やかな印象。
また、モブキャラもしっかりしていて、(出番が少ない割には)いい働きをしていました。
ラストは想像通りの展開ではありましたが、
音楽もマッチして、まったり楽しめる作品でした。
いろいろと疑問は残りましたが、一気に見れて結果楽しかったなと。
京都ならではの、神社や鳥居の風景もとても綺麗でしたね。
京都弁・・・いいですな~・・・可愛いです。