にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
舞い踊れユーリ
腐女子大喜びな作品出来上がりました!な作品。
とはいえ、まぁまぁ楽しめましたが、
正直、やりすぎ感と狙いすぎ感は否めないと思う。
確かに"通常の"作画は素晴らしいと思った。
クオリティは素晴らしいですね。
幻想的なOP映像も良かったと思います。
ただ、「通常の」と付加えた理由として、大会の演技の作画がぐにゃぐにゃする。
また、背が伸びたり縮んだりと不安になった。
これが、スケーターの演技力として、あえてやっているのだろうかと思っては見たが、
どちらにせよ、アニメーター泣かせの作品だったんじゃないかなw
BLが苦手な私が、このBL要素の強い作品を見れた理由は、
ギャグも混ぜながら、キャラクターの個性がしっかり生きていたのと、
キャラクターの成長が見れたから。
(BLイチャイチャではなく、度の過ぎた男同士の絆・・・と脳内変換)
また、私自身フィギュアスケートが素人ではありますが、しっかりフィギュアについて解説してくれていたから。
ストーリーに関して、{netabare}
憧れていたフィギュアスケートのスーパースター:ヴィクトルが
ひょんなことから、主人公:勇利のコーチをするところから始まる。
ノーマル時の主人公の野暮ったさと、リンクに上がった時のかっこよさ。
この区別をつけたのは、流石だなと思った。
多少のアドバイスを元に、自分で考え成長していく勇利。
年齢も年齢だし・・・最後かもしれない選手生活。
身体作りをして、ライバルと戦って、一歩一歩上り詰めて、グランプリファイナルまで。
自信のない勇利が前進していく。
ストーリー進行は良かった。分かりやすかった。
ヴィクトルが後輩に点数を追い抜かれ、教え子に点数を追い抜かれ・・・
選手としてちょっと考え直す描写。悪くなかった。
しかしながら、
全てのテーマが「愛」であったこと。
ヴィクトルが振り付けした「愛についてアガペー」
勇利が掲げた目標「僕の愛について=Yuuri on ICE」
この時点で、初っ端から立ち上るホモホモ臭。
主人公のメンタルの弱さも、フェロモンで吹き飛ばすコーチ・・・
また、新たにあわられるユリオ。
言葉ではヴィクトルを連れて帰ると言ってはいるものの、違う意味に聞こえてくる。
依存のような・・・ね・・・。
大会をこなしていく上で、登場人物も増えますし、各々のキャラや滑り方。しっかりしていました。
同時に、ホモ臭も増していきます。
もう、後半は演技よりも男同士の絡みのが気になって気になって・・・
最終回の選手引退を告げる勇利に対してのヴィクトルの反応。(そして格好。ガウン。)
最後のEDの2人で滑るエキシビジョン。
OPのオマージュなのは分かるけど、やりすぎですわ。 {/netabare}
BLが加速したアニメだったな~っと。
まぁ・・・触手は人それぞれですしね。
腐女子アニメ自体が悪いわけじゃないし、逆にメディアにも取り上げられるし
丁度、現実世界でもGFのシーズン真っ只中。
キーワード検索も上昇。
最後のほうのゲストも豪華。
ヴィクトルが勇利に直接塗ってあげてたリップを見て、
モデルとなったシャネルのリップバームがバカ売れ。
アニメが話題になるのは、いいんじゃないでしょうか。
ただ、話題になったからと、この作品を普段アニメを視聴しない人が見て・・・
どう感じるのだろうっていう疑問。
もう少しBLっぽさを抑えていれば、名作になったんじゃないかな。