にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
演奏よりも人間模様
2期13話 京都アニメーション作品
1期が吹奏楽部としての基礎と顧問や先輩後輩の上下関係。
簡単に言ってしまうと、部の成長的な感じでしたが、
2期は人間模様メインで音楽の楽しみや、音楽の醍醐味が欠けていた気がします。
{netabare}
部内のゴタゴタで辞めてしまった希先輩の復帰。
オーボエの先輩の演奏のつまらなさ。
滝先生の過去(既婚者)
レイナの恋愛模様。
久美子の姉の将来の夢。
そして、あすか先輩の家庭の事情。
部員が多い吹奏楽部として、モブキャラの彫りさげをしなければいけないのはわかりますが、
肝心の演奏等が削られ、
一番ショックだったのは全国大会の演奏部分のカット。
さらりと「銅賞」という場面の切り替わり・・・
1期のような成長過程を音楽で表してくれるものと期待していましたので、
ちょっとがっかりした時もありました。
まぁ、演奏のクオリティーを少しずつ上げたところで、
楽器や音楽に精通していた人や、現在も精通している人じゃないと
違いがわからないっていう理由なのかもしれませんね。
とはいえ、初回からラストまで楽しんで見れました。
部員の一生懸命さはとてもよく伝わりますし、
たかが練習であっても緊張感漂う描写は素晴らしかったです。
12話で終了かと思っていましたが、最終13話の卒部会。
3年生の演奏は流石でしたが、
1.2年生は、この1年演奏してきたコンクール曲「三日月の舞」を披露します。
3年が抜けるだけでこうも違うのかと思わせる音響…
薄い!薄すぎる!すっかすか!迫力がまるでない。
ただ、演奏中に過去回想が流れ、
各パートの先輩後輩が、アイコンタクトをする様子・・・
もうね、終わりよければ全てよしとはこの事かと!
「3年卒業とともに、このアニメも終了か~」と視聴者にも思わせる流れ・・・
泣かせるきかよぅ!!!!
また、最初から最後まで、あすか先輩と久美子の距離感もよかったです。
最後に託した「響け!ユーフォニアム」の譜面。
実父より届き大切にしていたあすか先輩と、
あすか先輩のように吹きたいという憧れをもった久美子。
こうして伝統は作られていくんでしょうね。{/netabare}
しかしまぁ~・・・最後まで作画に手を抜かなかった京都アニメーション。
最終回の過去回想の繋ぎ方の上手さw
作画へのストレスもなく、素直に物語を楽しめました。