「機動戦士ガンダムSEED DESTINY[シードデスティニー](TVアニメ動画)」

総合得点
75.3
感想・評価
1317
棚に入れた
6574
ランキング
819
★★★★☆ 3.7 (1317)
物語
3.4
作画
3.7
声優
3.9
音楽
4.0
キャラ
3.6

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ネタバレ

狗が身 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

すごい作品です。

前作にて、キラはクルーゼとの舌戦では全く歯が立たずに力尽くで彼を撃退しました。
クルーゼの主張に対して「そんな貴方の理屈」と否定しながらも「それでも守りたい世界があるんだ!!」の台詞に「それでも」がついてしまっている時点でキラも本心ではクルーゼの意見を認めてるようなものだし。

で、その続編となれば、いよいよ戦争を生き抜いたキラ達が、自分たちの思い描く【守りたい世界】を構築していくのであろう…と思っていた時期が僕にもありました。

それがまさか、前作を凌ぐグダグダっぷりをみせつけられることになろうとは…。
本作の主人公のシン・アスカを通して何を描きたかったのかが全然伝わってこないんだよなぁ。
別に主人公の座を奪われてもかまわないと思う。そうなったとしても、シンというキャラクターによって何が描かれるかが重要なんだし。
本編を見た限りじゃあ【自立できずに周りに流されるとこうなります】という反面教師的な役割に見えなくもないけど、それって前作のキラによって中盤のアスラン戦で既に描かれていることで、続編の主人公によって一年間通して描かれるようなことじゃないよなぁ。

一方で良かった点もある。
キラが最終決戦にてレイに向けた「命は、何にだって一つだ!」
これこそ、クルーゼに向けるべきだった言葉だ。
ここにきてやっと、続編としての価値ができた気がする。(遅すぎたけどね)

OPもEDも前作と似たような絵で、戦闘シーンは相変わらず使い回しが目立つし(4クールアニメじゃバンクは珍しくないけど、それをふまえても酷い)、中盤が一番の盛り上がりを見せる。ぞんなところまで前作と同じで、しかもシナリオは前作の劣化という、ある意味凄い作品。

投稿 : 2017/01/14
閲覧 : 410
サンキュー:

10

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