救い さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
僕はロミオを信じてる。命が尽きる時までね
ネット上のいろんな所で高い評価を得ている作品だったので気になり見てみました。
主人公ロミオは貧しい村に生まれ、ある日家の借金のためにミラノの街へ煙突掃除夫として売り飛ばされる。
という話なのですが
名作劇場の中でもとりわけ重い話が多く、最初は見るのがしんどかったです。
これのどこが高い評価の理由なんだろう?レビュー詐欺ですか?と思っていましたが、後半からガラっと見方が変わります!
前半のストーリーがキツい分、後半の感動感がより強調されるのだと思います。
これが名作と言われる理由が分かりました。
(でも正直、前半のストーリーは見るのがキツいです!)
★★★【ストーリー】★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ロミオは買われた先の家で半年間、煙突掃除夫として働くことになります。
しかし11、2才の子供がする仕事にしてはあまりにも過酷な労働環境。
すすだらけになり最初はろくに食事も与えてもらえない。
それでもなんとかして家の人に認めてもらおうとロミオは必死に仕事を覚えようとします。
また仲間と、そして少年アルフレドに会うために。
仕事に慣れ始めたある日、ロミオと同じくブローカーに売られた少年たちが再び集結し、ある組織を結成します。
―どんな困難もみんなで乗り越えよう―。
親友アルフレドとの友情。
親方の存在。
アルフレドと、そして街で出会ういろんな人と関わることにより
ロミオの心、そして周囲の人間の心も
変化していきます。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
―タイトルは18話より―。
なかなか思い通りにいかない展開にやきもきしてしまう本作ですが、見る人を勇気付けてくれるものがあると思います。
今の時代には想像できないくらいの貧しさ。
でも心の中まで貧しくなってはいけない。
仲間で助け合う、困った人がいたら助ける。
不純だらけの私の心には眩しかったですが、泣いてしまいました。
アニメの中ぐらいはね..。
時代が変わったせいもあるけど今のアニメでここまでのストーリーは書けないだろうな…。
間違いなく名作です。