Lovin さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
観た感じ
■情報
{netabare} 原作:松本規之
監督:工藤進
シリーズ構成:砂山蔵澄
キャラクターデザイン:大木良一
制作:J.C.STAFF、A.C.G.T
話数:1クール全12話
OP:「自転車に花は舞う」
by A応P
ED:「にじゆめロード」
by いかさん
{/netabare}
■感想
知識:原作漫画未読
鑑賞:動画
概要:チャリンカー型部活系
設定:自転車に跨る主人公は・・・
成分:チャリンコ、部活、鎌倉
{netabare}
この作品は1~2話を観て、ロードレースのようにストイックに取り組むでもなく、かと言って子供が遊び場に向かう時のように緩過ぎる話でもなく、初心者がサイクリングに取り組む姿勢がのんびり描かれるのでは、と言う疲れた心に響くものがあった。特に今期は、落ち目のニコ動で空前のコメント数を獲得したアレがメインで、何時もより余計にギスギスしていない話を求めていたので、正に「渡りに舟」と言えた。
と言う展開から、特別印象の強いシーンは「ごめん寝」や「コスプレ部」くらいだったが、部活として立ち上がるまでや要求されるノルマを消化していく過程でのバトルも、それなりにでは有るが見応えがある。ジャンプ的展開なら物陰から戦況を眺める新たな好敵手が、となるところがそういう展開も無く、当面の目標に向かって努力を重ねていく落ち着いた話が展開していく。派手さは無いが、安心感の持てる展開では有る。
多少突っ込むとするなら、「このまま道が真っ直ぐなら誰にも追いつけない」と言うOPの歌詞は、最高速度500kmのヒーローの車体を解説した空想科学読本を連想させる。あとOPの主人公が江ノ電と併走するシーンで主人公を除く部員全員が江ノ電に乗車しているのが見えるが、ヤツの中の人は一体誰なのか。いや、「中の人など居ない!」のかもしれない。
好感が持てた理由は、出先で起きたトラブルをめっちゃ詳しい先輩チャリンカーの手解きを受けて解決していく、と言う展開がメインではなかったこと。A応Pのコーナーもそうだが、より初心者に向けたつくりになっていたということだと思う。私は自転車に手を出そうとは思わないが、私なら少なくない出費で道具を揃えても出かける度にトラブルに見舞われるとやる気を無くす。解説としてはそういう展開も無くはないが、繰り返されると「またか」とウンザリする。
OPもEDも私のように歌詞に食いつかなければメロディも良いと思う。EDは裏声か女性の声かわからないコーラスが入るのが印象的だった。
知識が全く無い初心者にも安心なつくりで、これから始めようと考えている方には勉強にもなるのではないか、と考える私も知識も興味もない素人なので説得力は全く無いが、私のような素人でも何とかなりそうだと感じる辺りは、興味を持てる可能性が有ると共に、知識が無くても楽しめるかもしれない作品だと言えるのではないだろうか。
{/netabare}
■第一印象
{netabare}第2話まで視聴。
リアルタイムで観ている人達は「また自転車か」と思ったことだろう。
例に漏れず私も同じことを考えて第1話からOPやEDはスキップ気味に流した。
第1話の内容は{netabare}、「スキップ出来る人が、やり方を忘れた人の練習を見ている」{/netabare}だったので、
それでも問題ないと思っていたが、第2話を観て考え方が変わった。
第2話の内容は{netabare}、「モンスターが仲間に入りたそうにこっちを見ている」が複数あったの{/netabare}で、
第1話とは話の構成自体が全然違うものになっていた。
それが気に入ったのか真面目に観て、Cパートがあることを初めて知った。
上田麗奈の少し締まりの無い声、幅を利かすA応P辺りは少し鼻につくが、
極端なスポ根ではない「女子自転車部」っぽい展開を期待させる。
それにCパート後の「はじめての自転車部」は{netabare}、
現在ロードバイクに乗っていない人、{/netabare}本当の意味での初心者向けで興味をそそる。
「そうこなくっちゃ」で指パッチン、昭和の原作ですか?
{/netabare}
■蛇足
{netabare}やはりReLIFE、てさ部以外で聴く
上田麗奈の声には若干の違和感を感じる。
{/netabare}