退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
狂ったOPに狂ったストーリー
100人に考察をきいたら100通りの答えが帰ってくる。
監督が笑ってるだろうね。妄想代理人はお前らだと。
それでも敢えて考えてみると、この作品のテーマは
自死自傷に精神病トッピングと言ったところだろうか。
OPがそれを物語っているし。
精神に病をきたすと「少年バット」という名前の死神=自分がやってくると。
そして、マロミのように少年バットが噂で広がり、自分の中で具現化されると
いう形で自死や自傷、事故になって現れるという感じ。
でも、それは決して自分の弱さだけではなくて、噂や誹謗中傷という
客観的要因である現代の闇も問題なんだけど。
それでも実際にデブ2人は他人(模倣犯)に襲われているんだが、
少年デブは劇中で語られているように精神病ではない。
(模倣犯に襲われただけであり、少年バットに襲われていない)
デブの汚職警官に関しては、模倣犯にも襲われた後、
罪の意識(泥棒、強姦、娘への盗撮)などで精神が蝕まれ
その後少年バットに襲われている。
けど、この作品のわかりづらさはそれを「劇中劇」で表しているという事で
納得している。結局は実際に起こっているのではなくて、
フィクションの上にフィクションを重ねて嘘で塗り固めたといった感じ。
そして、それがまたループし続けるんだね。
バットの冒頭「ただいま。」と最後「さよなら。(またね)」のセリフが物語っている。ストレスや社会が永遠と少年バットを生み出している。
だらだらと書いててよくわからなくなってきたけど
「バットの正体は?」と聞かれればそれは「自分と他人」と答えるかな。