タック二階堂 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
クズだっていいじゃない、人間だもの。
幼なじみの「お兄ちゃん」を想い続ける花火。
中学時代の家庭教師「茜ちゃん」を想い続ける麦。
利害関係が一致した2人は、悲しい契約交際を始める。
というお話。
ここまでセクシャルなことを想起させるような
アニメ作品もあまりないのでは。
(エロコメディは数多あるけども)
観ていて、久しぶりにドキドキさせられました。
根底に流れる悲哀。そして諦観。
人間の愚かしさと醜さを描く作品となるか。
覇権を争う作品なのは間違いないです。
これぞノイタミナ。当然、継続視聴です。
=======第2話視聴後、追記です。
うーん……
最可の行動はあり得ないし(漫画的キャラという
意味ではありなんだけど)、えっちゃんを同性愛者
にするのはあまりにも安直…
作画はめちゃくちゃ良いけど、これ原作どおりなら
原作の魅力に疑問符がつく感じですね。
残念ながら、一歩後退してしまいました。
========第3話視聴後、追記です。
えっちゃんとアレコレあって、むしゃくしゃして
麦を手コキして、女の先生が男と遊んでて。
僕、これ少女マンガと勘違いしてました。
ガンガン連載なんですね。
だんだん、単なるエロ漫画じゃないのかなって気が
してきました。話もたいして広がりがないし。
次で判断ですかね。
========第4話視聴後、追記です。
今回はグッと面白くなりました。
茜先生の性格の悪さ、いいですねえw
でも、意外とこういう人いると思います。
自棄になって身体を許すのがえっちゃんというのも
一捻り効いてます。普通そこは麦に行くとこ
なんですけどね。
僕の中ではだいぶ持ち直した感じ。
これなら楽しみです。
=======第5話視聴後、追記です。
こいつらホントにセックスのことしか考えてないな。
ま、高校生の頃なんて、そんなもんですかね。
茜先生の悪女っぷりに注目してましたが、
最後の花火とのすれ違いざまに「しちゃった」は、
ちょっと浅いなあ…
まあ、でも今週も面白かったですよ。
=======第7話視聴後、追記です。
なるほどなあ…
花火も麦もクズではなく、クズになりたい、
なったほうが楽に生きられるというのが本懐な
わけですね。
汚レちまった大人から見たら、眩しいくらい
ピュアピュアでもうねw
うん、面白いですよこれ。
=======第8話視聴後、追記です。
新キャラ登場です。えっちゃんの従兄弟。
この作品自体、面白いとは思うのですが、
どうにもハマり切れないのは、出て来る男が
みんなロクな奴じゃないところでしょうか。
麦も、茜先生のセフレの男も、そして新キャラも。
イケメン設定だからなのかもですが、とにかく
グイグイで好き放題ヤリたい放題。
一言でいえば胸糞悪いってことですね。
面白い、けど好きじゃない作品です。
=======第11話視聴後、追記です。
“お兄ちゃん”が茜先生にプロポーズします。
浮気すると言っても受け入れるお兄ちゃん。
それで茜先生は改心します。
ちょろいですね。
で、麦を切ります。
大泣きして「僕は忘れません」。ベタな展開です。
この感じだと最終回は花火がお兄ちゃんと
完全に決別するという結末でしょうね。
なんだろうなぁ。
思ったほど、深い話でもない気も…
========最終話視聴後、感想です。
おおむね予想どおりのフィナーレ。
スカッとした終わり方ではないです。
序盤から中盤までは寝る寝る寝るねな展開。
後半は片想いの鬱々ジメジメな感じ。
面白くなくはないけど、ホント好きじゃない
話でした。