Progress さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
らしくなさが面白い
何も変わらない友情劇って安心して見られていいですねえ。
【ネトゲ三昧の堕天使としっかりものの聖人悪魔】
主人公のガヴリール(愛称:ガヴ)は天界から地上で修行を命じられた真面目な天使でしたが、地上のネトゲ文化にふれ、自堕落なゲーム三昧の堕天使様になってしまう。
思うようにならなかったら世界を滅ぼす天使の笛を吹こうとしてしまうまさに堕天使。
そのガヴをちゃんと学校に行くように怒ってくれるのが、悪魔のヴィネット。ガブの家の掃除洗濯をしてガヴに規則正しい生活を促そうとするが、効果はない模様。その聖人のような性格と行いで、天使のような悪魔と揶揄されています。
【見栄っ張りな大悪魔といたずら好きな腹黒天使】
ガヴリールのクラスメイトには見栄っ張りで弄られ役の悪魔サターニャと、そのサターニャを弄って楽しんでいる腹黒天使ラフィエル(愛称:ラフィ)がいます。
ガヴにちょっかいを出してかわいそうなくらい仕返しにあったり、ゾンザイに扱われてしまうサターニャはお馬鹿でうざったいけど、芯には優しいところが隠れているところが魅力。
また、そのサターニャを陰で暗躍し弄って笑うのがラフィエル。犬を使ってサターニャの好物メロンパンをかっさらったり、サターニャの部屋に不法侵入したり天使らしからぬ行い。むしろガヴより性根が悪いかもしれない。
【天魔反転の日常コメディ―癒しを求めたい人向け】
性根の腐った天使らしからぬ天使と、悪い事を出来そうにない悪魔らしからぬ悪魔の「らしくなさ」を面白さのエンジンにした作品です。
キャラクターのかわいさや声に癒しを求めるもよし。(EDの4人のかわいさに癒されるかも)
楽しく会話する四人の日常を緩く楽しむもよし。
四人それぞれに関わる多数のキャラクターとの掛け合いにより引き出される、「天使(悪魔)らしくなさ」のコメディで笑うもよし。
そんな魅力を持った緩く見られる日常コメディです。