HINAKA さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
元祖『ふたりはプリキュア!』を、《MaxHeart・第15話》から
この記事は2010年02月23日に〈旧ブログ(現FC2ブログ)〉に載せたものを、そのまま引用した上で一部書き直しています。
(「プリキュアシリーズの華でもあるバトルシーンも肉弾戦を封印~」という報を受けて)改めてここに新規掲載させて、頂きます。「女の子だって暴れたい!」とは、何だったのかと。
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新しい〈プリキュア〉『ハートキャッチ・プリキュア』が始まりましたが、初代『ふたりはプリキュア』の通称「ブラック&ホワイト」から、振り返るとずいぶん様変わりしたものだという、気がして仕方がありません。
そこで、誰も予想しなかった2期目に突入し、『ふたりはプリキュアMaxHeart』となったシリーズから、1話を選んでみました。
『MaxHeart』は、新キャラが主役側に増えましたが、基本的に守って貰うだけの役立たず?と言うか、自分自身が何の為にそこにいるのか分からない!?
と言う、微妙な立場からのスタートが、主役の2人に対するそれまでに無かった、客観的な第3者目線生まれ、よりこの物語と世界観が分かり易くなりました。
これは、総監督の西尾大介氏を始め殆どのスタッフとキャストが、変わらなかった事が大きいと思います。今では殆ど考えられませんが、主題歌までほぼ同じものを使うという事からも、この2シリーズを一連の「ブラック&ホワイト」作品と位置付ける事には、何の問題もないと思います。
もちろん、完全に初代に当たる『ふたりはプリキュア』の、圧倒的な衝撃はいわゆる今までの〈魔法少女もの〉と言う枠組みを、完膚無きまでに叩き壊し、『魔法少女リリカルなのは』シリーズと並んで、「魔法少女熱血バトル・アクション」とでも言うべき分野を確立した事は、実に大きな事です。
さらに特にこれが、本来のターゲット?である女の子に大好評となった現実は、その戦い方が、最後の決め技以外は全て手足を使った、肉体格闘戦だという一大特徴と合わせて、それまでの常識を大きく覆した事は、評価されて余りあると思います。
とにかくこの先は、御紹介する『ふたりはプリキュアMaxHeart』「第15話・憧れの先輩は大親友!? 」を、御覧いただいていないと殆ど話が進みませんので・・・。
さて、この作品はクライマックスでもなければ、何か重要な転換点という訳でもありません。
ある意味で《プリキュア》が、登場する必然性すらない!という、作品です。ですが、同時にそれがこの初代プリキュア「ブラック&ホワイト」の頃の、作品の本質を遺憾なく発揮している、ある種希有な作品だと思います。
〈以下詳細:拙ブログ記事参照〉→
http://aonow.blog.fc2.com/blog-entry-924.html