ひろろん さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:----
よくあるラノベ戦記ものとは完成度が違う
世界設定は第一次世界大戦期のヨーロッパ(ドイツ中心)に、魔法というファンタジー要素が追加されているオリジナル戦記です。
主人公は元日本のエリートサラリーマン(中年男性)。現ライヒ帝国(ドイツ)のエリート軍人(転生幼女)。
わかりにくいですが、TSものです。
原作が分厚い小説であり、とても完成度が高いです。
ただ、小説版「幼女戦記」を読むにあたっては、それなりの教養や歴史知識がないと読みにくいと思います。マニアックな歴史や経済理論、社会科学理論、軍事理論がよくでてきますので。
個人的には、よるある戦記もののラノベとは比べものにならないほどのリアリティで大満足してます。
原作を知ってる私から見ますと、1巻が分厚いため、アニメにとても収まりきらないのかな?中途半端なところから始まってました。
ここで軽く、1話でカットされた主人公の紹介をさせて頂きます。
ターニャ・デグレチャフ(主人公・幼女)
元日本のエリートサラリーマン(男性)。超一流大学卒にして徹底的な合理主義者。
自称神と名乗る存在より、実験と称し異世界に女として転生させられます。
しかし当時の世界情勢が悪く、魔法を扱う才能のあった彼女(彼)は幼くして軍事徴発の赤札を貰います。
数年の訓練後、丁度戦争が勃発。ターニャは母国は四方八方から攻められます。そこでターニャは、北部でいきなり大活躍!
その後、母国が開発した新型魔道兵器(性能だけを追求した、かなり危険性の高い物)のテスト技師に。
そこでターニャを転生させた自称神登場!!
神の力でその新型魔道兵器の危険性を取り払ってくれたのです!!
それもあって、その兵器を使ってるターニャは周りよりかなり強いです。
ただし、代償としてその兵器を使ってる間、本人の意思とは無関係に神を賛美する声を発するというオマケつき(笑)
ターニャがやたら賛美歌を口ずさんでいたのはそのためです。本人は神なんてこれっぽっちも崇めてません。
なんだかんだあり、その後テスト技師を辞め、西のライン戦線へと送られます。
第1話はここからスタートしました。
今後、第2話以降で幾つか触れる機会があるのかな?
幼女戦記の見所としては、主人公意外の敵・味方キャラが渋くてかっこいい所です。よくあるラノベと同じで、主人公は強いのですが、スケールが国家規模なのであくまでとても強い一般兵という感じです。
特に、敵の大軍を自らが鍛えた部下達とばったばったと倒していくのは読んでてとても爽快です。
今後のアニメでも、そういうシーンはしっかしと放送して欲しいです。
皆さんもぜひ、アニメ・小説と見てみませんか?