天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:----
真SFスーパー英雄(?)列伝98
1972年7月に公開された「東映まんがまつり・へんしん大会」の1本として製作されたアニメです。
同時上映作品は「超人バロム1」「変身忍者嵐」「仮面ライダー対じごく大使」「国松さまのお通りだい」「魔法使いチャッピー」なんですけど、明らかに変身しない作品が1本あるような(おいっ)
約50分の新作アニメで、父が改造した4匹のサイボーグ犬と主人公のツトムが、侵略宇宙人と戦う物語なんですが、とにかく時間がないせいか、いろいろすっ飛ばした作品でした。
例えば誕生日プレゼントが死んだ犬のサイボーグなんですけど、もらった時の感想が「すごいやパパ」って、おしまい。
そりゃあ生きていたのは嬉しいのかも知れないけど、あっさりしすぎていたような。
敵の異星人の名前はデビル星人という、もうストレートすぎる名前でした。
でも高度な科学力を持ってる割にはバカのような(待て)
でも、それって逆に言うと勧善懲悪的な分かりやすい作品という事でもありますし、当時の子供にはこれの方が良かったのかもしれません。
(省略した部分は、当時ならお約束でわざわざ語らなくてもいいのかも)
4匹のサイボーグ犬は、母犬のクイーンとその子犬でありエース、ジャック、ジョーカーと、トランプから取った名前を使ってますが、クローバーが無いんですよねぇ(汗)
ジャッカー電撃隊でもクローバーは緑で地味だったし(おいおい)
4匹の内、なんでも変身できるジョーカー(サイクロンって、それはダブル)の声は、へドリアン王女や魔女バンドーラなどで有名な曽我町子さんが演じています。
これはサイボーグ009で、同じく変身できるグレート・ブリテンこと007を曽我さんが演じている事を意識したキャスティングかも知れないですね。
作画は1970年代の作品という事で、今観ると古臭いですし、当時まんがまつりで取ったアンケートによると、6作品中4位だったそうで、あまり印象に残る作品だったとは言えないかもしれません。