ノリノリメガネ さんの感想・評価
2.2
物語 : 1.5
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
無個性な日常アットホームアニメ
なんとか全話視聴できた。苦行だった。端的に言うとつまらない。
{netabare}
ストーリーは、母が死亡しているとある父子家庭が毎話料理を作りながら絆を深めたり再確認したりするというもの。
毎回料理を作るのがメインだが、日常系と呼ばれるジャンルに近い感じを受けた。
そして日常系では「キャラの魅力」が最も大事になってくると私は思う。大きなドラマは起きないのにおもしろいアニメっていうのは総じてキャラに魅力があるからである。
つまりこの作品にはキャラの魅力がほとんどない。つむぎちゃんは辛うじてかわいいシーンもあったから良いが、その他のキャラがほとんど無個性だったのが最大の敗因だろう。
つむぎちゃんと主人公の一角を担う犬塚先生でさえもただのお人好しメガネってな感じで全然魅力がなかった。
また、まがりなりにも高校教師である犬塚先生が料理教室という名目があるとは言え、女子生徒宅へ通い詰めるというのはいかがなものか。これ周りにバレたら普通は大問題になる案件だろう。この辺りの設定のほころびみたいなのが目についてしまってダメだった。
いつまでこの関係を続けるつもりなのか。
さらに言えば、日常系だとしても普通は毎回個性的な話が作られると思うんだけど、本作はとにかくワンパターン。料理を作るきっかけ→料理作る→みんなで食べてハッピーエンドの繰り返し。
料理シーンとかも全編にわたって地味だし尺取りすぎ。大事なのはもっとキャラの魅力やドラマだろうに。これなら実際の3分クッキングとか見てたほうがよほど有意義であると感じた。
良かったのは7話でつむぎちゃんが単独でことりちゃん家に行く話くらいだったかな。
{/netabare}